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日本の世界遺産
日本の世界遺産

日本の世界遺産

日本はこの狭い国土の中に、世界遺産に登録されているものが文化遺産で11件、自然遺産が3件もあります（2010年10月現在。）世界に誇れる我が国の宝を自分の目で見てみませんか？　広い国土を持っていても、登録数が1件だけの国も多くある中で、日本はこれだけの登録数を誇り、素晴らしいことといえるでしょう。

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地域別世界遺産

日本の47都道府県の中で、15道府県に世界遺産があります。やはり近畿地方にその数が集中しています。奈良や京都に、歴史のある文化財が多いことが理由でしょう。文化遺産と自然遺産はありますが、複合遺産は日本には残念ながらありません。

・北海道～知床（2005年7月）

・東北～白神山地（1993年12月）

・関東～日光の社寺（1999年12月）

・中部地方～白川郷・五箇山の合掌造り集落（1995年12月）

・近畿～法隆寺地域の仏教建造物（1993年12月）、姫路城（1993年12月）、　古都京都の文化財（1994年12月）、古都奈良の文化財（1998年12月）、
紀伊山地の霊場と参詣道（2004年7月）

・中国～厳島神社、（1996年12月）、広島の平和祈念碑（1996年12月）、
　石見銀山とその文化的景観（2007年6月）

・九州、沖縄～屋久島（1993年12月）、
　琉球王国のグスク及び関連遺跡群（2000年11月）

暫定リストへの記載

現在、世界遺産候補として、暫定リストに挙がっているものはサイトのトップページでも紹介しましたが、世界遺産登録を目標とするには、まずこの暫定リストに記載されなければいけません。この暫定リストは、記載されてから5～10年の間に世界遺産への登録を目指しているものをいいます。現在日本ではユネスコの暫定リストにいくつか候補が登録されていますが、その他にも国内で、世界遺産暫定リストへの名乗りを挙げて活動中のものが数多くあります。北から例を挙げていくと、北海道の摩周湖、函館の夜景、大雪山国立公園、秋田県の縄文時代のストーンサークル、栃木県の日光杉並木、長野県の松本城、善光寺、沖縄の竹富島・波照間島の文化的景観など、まだまだ数多くの物件が名乗りを挙げています。

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旅を楽しむためには

現在、様々な旅行会社で、国内の世界遺産を訪ねるツアーを行っていますが、ツアーは使わずにのんびりと気ままな旅もいいとは思いませんか？　世界遺産に登録されている物件までのアクセスや公開時間なども紹介していきましょう。ただ訪ねるのではなく、その世界遺産にはどんな歴史があったのかを知っておけば、旅もより楽しいものになります。

日本の世界文化遺産

日本の文化遺産を紹介していくわけですが、やはりお国柄でしょうか、寺院や神社の数が圧倒的に多いのが特徴です。城や城跡などは数える程しかありません。現在の日本の世界遺産暫定リストには、寺院や神社以外のものがあがっています。これまで暫定リストに載ったものは、全て世界遺産として登録されてきました。ところが、暫定リストの中の一つがICOMOSによって登録が危ぶまれてきました。

石見銀山の歴史的銀山

2005年7月に｢石見銀山遺跡｣が日本の世界遺産暫定リストに載り、順調にいけば2007年夏には世界文化遺産として登録されるはずでした。暫定リストに載っているものを調査する機関、ICOMOSが現地調査を行い、｢遺産価値の証明が不十分｣として、世界遺産への登録延期の勧告を受けました。地元住民や関係者が、世界遺産への登録に向けて一生懸命努力してきたにも関わらず、その登録を見送るとの判断が下ったのです。世界遺産委員会での判断にもよりますが、2007年夏の登録が難しくなってきました。それでも関係者は諦めずに、これからも登録に向けて様々な活動を行って行くようです。

※2007年6月、【石見銀山とその文化的景観】として世界遺産に登録されることが決まりました。

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