姫路城
姫路城は兵庫県の姫路市にある城で、国の特別史跡に指定されているばかりではなく、世界遺産にも登録されています。真っ白な漆喰の美しい城壁から白鷺城とも呼ばれる、とても美しい城です。この城は世界遺産としてだけではなく、家康公の孫娘、千姫の物語や、宮本武蔵の妖怪退治、怪談で有名な播州皿屋敷の菊井戸など、有名なものがたくさんあります。
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姫路城を造ったのは?
17世紀初頭の城郭を代表する姫路城は、1346年に造られた、元々は小さな城でした。その後1580年に当時羽柴秀吉と名乗っていた、後の豊臣秀吉が、対毛利の拠点とするために譲り受けて改築しました。姫路城が現在の姿になったのは、江戸時代に入ってからになります。池田輝政が大がかりな改修を加えて現在のようになりました。
売りに出された姫路城
寺院の五重塔などが売りに出された時代もありましたが、なんと城も売りに出された時代もありました。廃藩置県のために、あっても役に立たずにかえって邪魔になるということで、全国各地の城は維持費も巨額にのぼるために売りに出されたのです。こうして破棄された城は数知れず、姫路城もその中の一つだったのです。競売にかけられ、落札価格がなんと23円50銭というものでした。こうして買われた姫路城ですが、落札者が取り除きにとてつもない費用がかかることから、その権利を放棄したのです。このときに権利を放棄されていなければ、現在の世界遺産でもある姫路城は存在していなかったかもしれません。そんな歴史がこの城にはあったのです。
姫路城の桜
真っ白な城に映える桜の花。とても絵になる光景です。桜の見頃は3月下旬から4月の上旬で、お花見時期には露天も建ち並び、姫路城観桜会やお花見太鼓、夜桜見学会などが催されています。ソメイヨシノや山桜、枝垂れ桜などが約1000本あり、見事な花を咲かせます。夜桜観賞は一週間ほど行われ、その間の入場できる時間は18:00~21:00までになります。最終入場時間は20:30までで、城のライトアップなどもされていて、最高の夜桜見学になりますよ。
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姫路城の見所
姫路城には大天守を始め、数多くの国宝や重要文化財があります。この城を舞台に繰り広げられた様々なドラマに想いを馳せながら見所を見ていきましょう。
大天守
姫路城の見所と言ったらやはり大天守からの眺めでしょう。高いところが苦手な人にはつらい場所かもしれませんね。国宝にも指定されているこの大天守は、高さが約30メートルあります。姫路城は連立式天守といい、大天守と三ヶ所の小天守が渡り櫓でつながっているものです。
西小天守
東小天守と遂になっているもので、この他にも乾小天守があります。西小天守は大天守に的がきたときに迎え撃つ最後の地点になる場所です。石落とし、鉄格子窓があり、東小天守と同じ造りになっています。
お菊井戸
渡り櫓と塀で囲まれた山上里という広場があります。元は釣瓶取井戸(つるべとりいど)と呼ばれていましたが、播州皿屋敷のお菊が責められて投げ込まれたと言われる井戸で、現在ではお菊井戸と呼ばれています。
姫路城案内
住所:兵庫県姫路市本町68
休城日:12月29日~31日
入城時間:9:00~17:00(4月27日~8月31日9:00~18:00)
入城料金:大人600円、5歳~中学生200円 姫路城・好古園共通券 大人720円、小中学生280円 姫路城・博物館・美術館共通券 大人800円、高校・大学生720円、小中学生320円
※1月1日、4月6日(しろの日)は、無料で登城できます。
アクセス:JR姫路駅から歩いて15分
イベント情報:しろの日(4月6日)、姫路お城祭り(8月上旬)
姫路城ホームページ:http://www.city.himeji.hyogo.jp/guide/castle/
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