白川郷
どんな季節に訪れても美しい姿を見せてくれる白川郷は、【白川郷・五箇山の合掌造り】として世界遺産に登録されています。独特の形をした家屋が雪の中で佇んでいる様はとても絵になりますね。
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白川郷とは
白川郷は、岐阜県にある庄川流域のことを言います。大野郡白川村は下白川郷、現在の高山市荘川町を上白川郷と呼びますが、現在では白川村のみを指すことが多くなっています。豪雪地帯で暮らす人々が築き上げた合掌造りの家屋が並び、古いものだと400年を経過している家屋もあります。
合掌造りとは
合掌造りは勾配の急な切妻屋根で茅葺きなのが特徴です。急な勾配の屋根が手を合わせた合掌の形に見えることから合掌造りと呼ばれるようになりました。白川郷のような豪雪地帯では、屋根に積もる雪の重さを支えるにも、この形が大変有効なのです。両側から木を交差するように組まれた合掌造りは、屋根裏に広いスペースが生まれます。この空間で養蚕行をしたり、それに必要な棚を置いたりしました。現在では養蚕行を営んでいる家庭はありませんが、子供の教育の一環として蚕を飼っている家はあるようです。茅葺きの屋根の葺替えは30~40年に一度行われ、地域住民が一体となって行われます。合掌造りの家は、白川の自然環境を考慮し、全て南北に向いて建てられています。これは夏涼しく、冬温かいように、風の向きや日照量を考えて建てられているからなのです。
和田家(重要文化財)
世界文化遺産として世界遺産に登録されている白川郷。白川村の萩野町集落のよく見る写真は城山という所から撮られています。その写真の手前にあるのが和田家です。白川村にある合掌造りの家で一番大きな規模で、現在は民芸館として使われています。築300年以上経過していて、江戸時代中期の建築技術が釘を1本も使っていない屋根裏などに垣間見られます。主屋は国と岐阜県の重要文化財に、県の重要文化財に板倉と稲架小屋が指定されています。和田家ご家族の好意によって一部が公開されているこの家は、文化財や世界遺産でありながら、現在でも家族が生活をしているという、とても貴重なものなのです。
見学時間:9:00~17:00
休業日:不定休
入場料:大人300円、子供150円
アクセス:東海北陸道荘川ICより国道158号線から156号線を経由して、白川郷方面へ45分
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明善寺
萩町地区の中心地近くにある明善寺。200年前に建てられたと言われている庫裡は、合掌造りの郷土館になっています。1階には囲炉裏があり、当時の生活を偲ばせる2階には、生活道具が展示されています。
住所:岐阜県白川村萩町679
時間:8:30~17:00(12月~3月9:00~16:00)
入館料:300円
白川郷ライトアップ
真っ白な雪景色の中、ライトアップで浮かび上がる合掌造り家屋。そこには幻想的な世界が繰り広げられます。毎年1月と2月に、合計7日間、和田家、かん町、明善寺付近がライトアップされます。マイクロバス以上の大きさの車両で行く場合は、完全予約制になります。まだ明るい早めの時間から交通規制がかかり、ライトアップは2時間ほどですが、雪景色の中に、合掌造り家屋の中からこぼれる優しくて暖かな明かりは心が洗われるようです。白川郷は、人々が毎日の日常生活を送っている場所でもありますので、見学の際には決して住民に迷惑をかけることのないようにしましょう。
白川郷を訪れるときの注意
白川郷の合掌造りの家は、現在もなお、村民が生活をしている住居でもあります。家の敷地に勝手に入ったり、田畑や花壇を荒らしたり、ゴミを投げ捨てたりすることは絶対にやめましょう。車のアイドリングもせずに、エンジンを止めて自然を大事にしましょう。
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