琉球のその他の遺産群
世界遺産の【琉球王国のグスク及び関連遺産群】の先に紹介できなかったものを紹介します。字を見ただけでは読むことの出来ない名称は琉球時代を象徴しています。全てをまわるのは無理かもしれませんが、上手にまわって観光してみましょう。
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今帰仁城跡(なきじんぐすく)
今帰仁城跡は、標高100メートルの小高い丘に建つグスクで、琉球石灰岩の上にあります。北山王の住む城でした。規模は首里城に次ぐ大きさで、主郭を中心に9つの石で作られた塀があり、東に行くに従って高くなっていく造りになっています。
城郭
外周焼く1500メートルもの城郭は、高さが6メートルから場所によっては10メートルもあり、地形に沿って築かれたその城郭は、万里の長城を想わせます。見晴らしも素晴らしく、防衛上、とても優れた場所になっています。
今帰仁城跡案内
住所:沖縄県今帰仁村今泊4874
開園時間:9:00~17:00
料金:大人400円、高校生以下300円
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座喜味城跡(ざきみしろあと)
15世紀初め、築城家として有名だった護左丸(ござまる)が築いた城と言われています。琉球王国の統一に活躍した人物とも言われています。多くのグスクが琉球石灰岩の上に築かれているのに対して、座喜味城は粘土質の赤土の上に築かれています。標高125メートルの場所に作られていて、広範囲に渡って遠くの半島までも一望できるようになっています。
座喜味城跡案内
住所:沖縄県読谷村座喜味708
見学:自由
勝連城跡(かつれんじょうあと)
勝連半島の付け根に勝連城跡はあります。最後の城の主は阿麻和利(あまわり)という豪族で、東アジアを海外交易の中心として勢力を盛んにした人物です。中城城の主である護左丸を倒し、その後首里城にも攻め入ったのですが、勢力の差がありすぎて大負けしてしまいます。このグスク内には井戸の跡が4ヶ所見つかっています。城の中に水を確保できるということは、城そのものを長く保つことにもつながりました。勝連城をぐるりと囲んだ城壁は、大正時代まで残されていたのにも関わらず、護岸工事のために、ほとんどの城壁が工事に使われる材料として持ち出されたことはとても残念です。
勝連城跡案内
住所:沖縄県うるま市勝連町字平安名3032
見学:自由
中城城跡(なかぐすくじょうあと)
中城城は、標高160メートルの中城湾を見渡す位置に建っていました。他のグスク同様、琉球石灰岩の上に建っています。中城の石垣は、ペリー総督も褒め称えたほどのもので、日本遠征記にもその感想が書かれている程です。漆喰もセメントも使用していないのに、素晴らしい石垣だったと語っています。グスクの跡からは、中国製の青磁器などが発見されています。
中城城跡案内
住所:沖縄県北中城村大城503
入場時間:8:30~18:00
入場料金:大人300円、中高生200円、小学生100円
斎場御獄(せいふぁうたき)
斎場御獄は通称「せーふぁうたき」とも呼ばれている御獄です。詳しく紹介しましょう。
御門口(うじょーぐち)
斎場御獄の入り口になります。男性や一般の人間は入ることが許されず、この場所で参拝しました。どうしても男性が入らなければならない場合は、女性のかっこうをして入ったそうです。
大庫裏(うふぐーい)
御門口を入って石畳道を行くと、一番最初に左手に見えてくる拝所になります。大きな部屋という意味を持ちます。
寄満(ユインチ)
大庫理から更に進むと寄満と呼ばれる台座のようになった場所があります。意味は「幸せが寄り満ちる場所」です。
三庫裏(さんぐーい)
斎場御獄の象徴とも言える場所で、洞門の光が差し込んでいるところです。洞門は1万5千年前にできたと言われていて、聖域を感じさせる場所となっています。
チイタイイシ
三庫裏の洞門の右の岩に鍾乳石が二本あり、下に壺が置かれてしたたり落ちる水を受けています。御水(うびぃ)と呼ばれるこの水は、天からの霊水とされていて、再生の効き目があると信じられ、また、水の量で豊凶が占われました。今でこそ白い壺が置かれていますが、かつては金の壺が置かれていました。
斎場御獄案内
住所:沖縄県南城市知念字久手堅2サハヤ原
見学:自由
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