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三重津海軍所跡
1858年、佐賀藩は蒸気船の造船、修理のために設立したのが、三重津海軍所です。外国船を運用するための教育や訓練をする機関としても使われていた施設です。2013年に国の史跡に指定され、2015年には世界遺産にも登録されています。
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三重津海軍所の役割
佐賀藩が設置した海軍の伝習機関で、それ以前よりあった御船屋を拡張して作られた機関です。航海や造船、鉄砲などの専門教育を行い、蒸気船の修理や製造も行われていました。
閉鎖時期は明らかにされていませんが、いくつかの施設として使われ、最終的には1933年に閉校した佐賀商船学校として使われていました。現在は佐野公園として国の史跡に指定されています。
発掘調査
三重津海軍所は3つのエリアからなり、「船屋地区」「稽古場地区」「修羅場地区」に分けられます。中でも、修羅場地区からの発掘成果は目を見張るものがあります。
船舶部品
様々な金属の生産遺構やボルト、鉄鋲が大量に出土していることもあり、当時、試行錯誤しながら作業を行っていたことが分ります。
日本最古のドライドック
深さ3.5m、長さ60mもの乾ドックで、日本最古のものとなります。貴重な資料として、今後も調査が行われることになっています。
磁器食器
三重津海軍所から発掘される磁器食器の特徴として、公的機関を思わせる「舩」「海」「役」と「灘越蝶文」とを組み合わせた肥前磁器があります。これらが描かれた椀や皿が多く出土しています。
佐野常民記念館
この記念館では、三重津海軍所ドック模型、実物大のパネル、出土品など、三重津海軍所に関係する資料の展示を行っています。
三重津海軍所案内
■住所/佐賀県佐賀市川副町大字早津江津
■駐車場/4~9月・9~18時:10~3月・9~17時
■関連サイト/佐野常民記念館 http://www.saganet.ne.jp/tunetami/index.html
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