二荒山神社
【日光の社寺】として世界遺産に登録されている日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)は、宇都宮にある二荒山神社と区別するために、頭に「日光」と入れていますが、このサイトでは省略して、「二荒山神社」としていきます。
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祭神
二荒山神社の後方にそびえる三つの山、男体山(二荒山2486m)、女峯山(2464m)、太郎山(2368m)をそれぞれ山の神として総称し、二荒山大神と呼んで主祭神としています。この山々は、古くから神が鎮まる霊峰として信仰されてきました。この三つの山の名前から、親子とされてきたのがお分かりになると思います。縁結びとしても有名な祭神ですので、若い人に人気がある神社です。
境内
二荒山神社の境内は、本社、中宮、奥宮に別れています。伊勢神宮に次ぐ、3400ヘクタールもの広大な境内の敷地には、日光連山の男体山、女峰山、太郎山、奥白根山、前白根山、大真名子山、小真名子山、赤薙山の他に、華厳の滝やいろは坂も境内に含まれます。
神橋
長さ28メートル、幅7.4メートル、水面からの高さが10.6メートルある神橋は、普段は後悔されていない神聖なものです。朱塗りのこの橋は、神事のときや、将軍などの地位のある人間しか渡ることを許されず、一般の人々は下流にかけられた日光橋を渡っていました。奈良時代の終わり頃にかけられたこの橋は、日本三大奇橋の一つに数えられています。
本殿
2代将軍秀忠公の寄進で1619年に造られましたが、1645年に他の社殿を造る際に現在の場所に少しだけ移動しました。これまでに屋根の葺替えや色の塗り直しなどがありましたが、戸口や建具に変更はありません。元和創建当時の建築様式を表わす彫刻や華やかで入り組んだ色彩、塗装が施されています。当時のままの建造物として、重要文化財に指定されています。
拝殿
神門をくぐると正面にある拝殿も、本殿と同じ1619年に造られましたが、本殿を移転するときに再建しました。これまで屋根の葺替えはありましたが、当時のままになっています。拝殿の奥にある石段を下ると渡り廊下があり、本殿に続いています。彫刻も華やかな彩色もありませんが、創建当時の建築様式を表わし、落ち着いた雰囲気を出しています。
別宮滝尾神社本殿
二荒山神社本社を西に1キロ、山の中に入った場所に滝尾神社はあります。白糸の滝を過ぎてうっそうとした木々の間の坂道を登っていくと、運試しの鳥居があります。この鳥居をくぐると楼門に行き当たります。その楼門の先にあるのが本殿と拝殿です。どちらも重要文化財に指定されています。825年に作られたとされていて、1646年に現在の場所に移転されたものです。1941年には倒れた木の下敷きになって全てを失ってしまいますが、建材を再利用するなどして、完全に再建されています。山岳信仰を示すように、本殿の後方に扉があり、神体山の女峰山を見ることができます。
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小真名子神社
二荒山神社にはたくさんの見所がある中で、山の頂にひっそりと立つこの小真名子神社。神社と言いながら、小さな墓標のように見え、見過ごされるのが当然のような佇まいです。静かに山の上から私たちを見守っています。
二荒山神社案内
住所:栃木県日光市山内2307(本社)、栃木県日光市中宮祠2484(中宮祠)
拝観時間:8:00~17:00(4月~10月)、8:00~16:00(11月~3月)
拝観料金:境内自由 二社一寺共通拝観 大人1000円、高校生600円、小中学校400円、神苑(化燈籠含む) 大人・高校生200円、小中学校100円
アクセス:JR東武鉄道日光駅から東武バス「西参道」下車歩いて8分
祭事案内:武射祭・蟇目式(ひきめしき)神事(1月4日)、開山祭(5月5日)、弥生祭(4月13~17日)、登拝祭(7月30~8月8日)、日光連山登拝祭(8月下旬)、仲秋登拝祭(9月21日)、閉山祭(10月25日)
二荒山神社ホームページ:http://www.futarasan.jp/
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