世界遺産とは
世界遺産と聞いても、何がどう世界遺産なのか……わからない人のために、このカテゴリーではどんなものが世界遺産として認められるのかを紹介していきます。守っていかなければならない大切な私たちの財産なのです。
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世界遺産って?
世界遺産は、私たちの住むこの地球が生み出すもの、更には人類の歴史の中で生み出されたものを過去から現代まで綿々と受け継がれてきた大切な宝物です。地球上で、様々な国の人々が誇る、自然の環境や、文化財などが世界遺産にはあります。悲しい歴史や悲惨な歴史を刻んでいるものもあります。環境汚染によって、危うい状態にあるものもあります。私たちはそれらを世界遺産として保護し、国の違いなどは関係なく、全ての人々が共有して次の世代、未来へと受け継いでいくものなのです。
世界遺産条約って?
正式にはConvention Concerning the Protection of the World Cultural and Natural Heritage(世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約)といいます。世界中にある、誰が見ても明らかに価値のあるものと分かる文化遺産や自然遺産を地球に住む全ての人類の宝として守り、未来へと伝えていくことの重要性、大切さを主張している国際条約になります。
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ユネスコと世界遺産
ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)はフランスのパリに本部を持つ専門機関です。日本でのユネスコ窓口は、文部科学省の中の、日本ユネスコ国内委員会になります。世界遺産条約に基づき、ユネスコ世界遺産センターでは世界の国々との協力の枠組みをし、各国への世界遺産条約に契約を結ぶこと、また、世界遺産の保護を働きかけています。世界遺産条約を結んでいる国々には、世界遺産リストに載せてもいいであろうものをどんどんユネスコに対して推すように呼びかけ、世界遺産登録地の維持管理の状況を知らせるシステムを築き上げています。条約を結んでいる国々が、世界遺産の保護や保存、修復などを滞りなく進めることが出来るよう、支援もしています。危機的世界遺産に関しては、緊急援助も行えるように常に調整をしています。
世界遺産委員会
正式名称はWorld Heritage Committeeといい、世界遺産委員会は世界遺産条約を基盤として組織されています。条約を結んでいる国の中から、地域や文化が偏ることのないように選んだ21ヵ国によって組み立てられています。この委員会の任期は原則として6年で、隔年ごとに世界遺産条約締約国総会で任期満了となった後の選出も行われています。日本は2003年から委員会に名前が並んでいます。任期が6年となっていますが、あくまでも原則であって、近年では多くの国が委員に名乗り出るために、自発的に任期を短くしている国もあります。日本でも、2003年から2007年までの4年間の任期になっています。世界遺産委員会は年に1度開かれていて、新たに世界遺産に登録されるものや危機的世界遺産の削除や登録、登録された世界遺産の観察や記録、世界遺産基金の使い道などを話し合います。
世界遺産の観光
旅行会社などで、世界遺産を巡るツアーを組んでいるところもありますね。世界遺産になっているということは、世界的に認められているということにもなりますので、観光客が訪れるのも当たり前のことでしょう。このサイトでも、旅行の予備知識として情報を集めてもらえればと言う方向性もありますが、観光することによってその地域の町おこしになっているケースと、反対に、地域住民の生活に支障をきたす例も出てきています。日本でいえば、「知床」などがそうですし、日本以外でいえば「万里の長城」などがそうです。観光客が多く、環境破壊が進み、保護する目的が達成できない状態になっている遺産もあります。観光する場合には、世界遺産に限らずに、環境を汚すことなく、地域住民に迷惑をかけることなく旅行したいものですね。
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