三池炭鉱　万田抗

三池炭鉱　宮原抗の1.5kmの場所に隣接している万田抗。宮原抗の南側を採掘するために第一竪抗が1902年、第二竪抗が1908年に完成しています。2つの竪抗の完成で、万田抗は発展していきます。

竪坑ができると、それに付随して数々の施設が作られました。事務所はもちろんのこと、選炭場など、いくつかの施設が建設され、石炭を運ぶための炭鉱鉄道も整備され、出炭が始まります。 使われていた機械類は外国製の物が多く、アメリカやイギリス、ドイツを始め、様々な国の物が使用され、今でも当時のままの状態で残され、世界遺産に登録されることとなります。

戦後日本の復興に多いに貢献していた三池炭鉱ですが、時代は石炭から石油エネルギーへと転換期を迎え、1997年3月、124年の歴史に幕を閉じることになります。

■住所／〒864-0001　熊本県荒尾市万田200番地2（万田抗ステーション）

■入館料／●万田抗ステーション：無料　●万田抗：大人410円・高校生300円・小・中学生200円

■開館時間／9時30分～17時　入場16時30分まで

■休館日／月曜日（月曜日が祝日の場合は翌日）：12月29日～1月3日

■アクセス／JR荒尾駅より車で10分：国道208号線万田西交差点より車で5分：バス・万田抗前下車徒歩1分

■公式HP／http://www.city.arao.lg.jp/mandako/