三池炭鉱 宮原抗

三池炭鉱宮原抗は、三井に明治政府から払い下げられた炭鉱で、独自開発を行った炭鉱です。｢修羅抗｣とも呼ばれたこの炭鉱は、世界文化遺産に登録されています。

三池炭鉱の宮原抗は、修羅抗とも呼ばれていた炭鉱でした。この炭鉱は、今で言う刑務所の、三池集治監の囚人らを働かせるために作られた炭鉱で、とても厳しい労働環境から、｢修羅抗｣と呼ばれていました。

1930年に、炭鉱で囚人を働かせることが禁止され、囚人のために稼動していた三池炭鉱・宮原抗は労働力がなくなったため閉抗になります。とはいえ、閉山後も坑内の点検などで稼動していた部分もありましたが、やがて竪坑をコンクリートで塞ぎ、完全に平抗となりました。

これらの施設が状態よく残されていて、炭鉱で始めて、国の史跡及び重要文化財に指定されています。これらの評価から、世界文化遺産にも登録される運びとなったのです。

■住所／〒836-0875　福岡県大牟田市宮原町1丁目86-3

■公開時間／毎週日曜日10時～17時まで

■アクセス／大牟田市街より勝立方面、旧早鐘踏み切り右折徒歩7分：大牟田駅ﾊﾞｽ停より西鉄バス早鐘眼鏡橋下車徒歩8分