「中華」と名前についているので中国の料理と思われているかもしれませんが、冷やし中華は日本で考えられた日本の食べ物です。茹でた中華めんを冷たくして、色とりどりの具をのせ、さっぱりとしたタレをかけて食べる料理です。
切ったり焼いたりゆでたり、色々なことをしなければいけませんが、段取りをよくするとスムーズにつくることができます。
卵をよくとき、
熱して油をしいたフライパンでうすく焼きます。
一度に焼かずに2~3回に分けて焼きましょう。
焼けたらキッチンペーパーなどにのせて冷ましておきます
冷ましている間に大きめのなべに
めんをゆでるためのお湯をわかしておきます。
この間に野菜を切ります。
きゅうりをよく洗い、ななめに切ります。
ななめにきったきゅうりを
たてに細く切ります。
トマトは
クシ切りにしてヘタをとります。
うすく切ります。
さめたうす焼き卵を細く切ります。
重ねて切ると切りやすくて楽です。
切った具は、
もりつけやすいように、
ひとつの皿にまとめておきましょう。
お湯がわいたらめんをほぐすように入れます。
湯で時間はめんによってちがいますので、
パッケージに書かれている時間を参考にしましょう。
めんがゆであがったらざるにあけ、
流水でしっかりとぬめりを取りながら冷やします。
そのままざるにあげて
水をきっておきます。
このとき、ごま油を大さじ1杯ほどかけてまぜておくと風味が出ます。
タレを作ります。
タレの材料を全部ボウルに入れてよく混ぜます。
めんの水がきれたら、
お皿の中央にめんが山になるようにもりつけ、
上に切っておいた具をバランスよくのせ、てっぺんに紅しょうがをのせます。
タレをたっぷりとかけてできあがりです。
味にパンチがほしいときはからしを混ぜながら食べましょう。
冷やし中華は夏になると定食屋や中華料理屋で多くの人が食べる人気のメニューです。
中華麺に酢、醤油、みりんなどを混ぜたタレをかけて、その上にきゅうりにトマト、ハムに錦糸卵、場合によってはスイカやさくらんぼなどの果物も乗せて食べます。中華という名前がついているので、中国が発祥のように思われますが日本で生まれた料理です。ただ、どの店が最初に始めたのかということは、仙台の店や東京の店と説が複数あり、はっきりとしたことは言えないのです。
冷やし中華は、暑いときに冷えた麺を食べるということで、清涼感を得られるだけでなく、栄養的にも優れています。暑くなると、身体は体温調整のために大量の汗をかきます。それに体力を消耗してしまうので夏バテになりやすくなるものです。その点、冷やし中華に乗せられている豚や卵などには、ビタミンやアミノ酸などの栄養が詰まっていますし、酢に含まれる有機さんが疲労回復に効果があります。一皿で、体に必要な栄養素を摂取することができるので、健康を維持するためには良いのです。
冷やし中華はすべての栄養素を補っているわけではありません。冷やし中華に入っていない必須アミノ酸やカルシウムが不足してしまいますし、冷たいものばかり食べていても胃腸の働きが鈍ってしまうからです。
そこで、付け加えたいのが冷やし中華の付け合わせです。カルシウムを補給するためには小魚や桜えびを使ったサラダを添えて、そこに胃腸の働きを高める温かい中華スープを添えてみましょう。中華スープには必須アミノ酸が豊富な白きくらげを使ったり、薬にもなる漢方を入れておけば、十分な栄養を一食で摂ることが出来ます。
その際に、気をつけておいたほうがいいのは、カロリーの問題です。
乗せる具にもよりますが冷やし中華のカロリーはおよそ500キロカロリーから600キロカロリーです。付け合せも含めてあまり高いカロリーにならないように計算しておきましょう。
冷やし中華の作り方・レシピ
夏になると「冷やし中華はじめました」の張り紙がラーメン屋さんに出現しますね。冷たいのどごしがとってもおいしくて、たれのさっぱり感が夏ばて気味で食欲がなくても、無理なくつるっとのどを通って行きます。