私たちは、体に痛いところがあると無意識にさする行為をします。撫でることで精神的にも肉体的にも、楽になるということを知っているからでしょう。
腰痛があるときにも無意識に腰をさすっていませんか?マッサージをする手は冷たくてはいけません。
温かい手で余計な力を入れずに行うのがポイントです。腰痛があるからと言って、いきなりマッサージに通うのはよくありません。中にはマッサージをしてはいけない腰痛もありますので、先に整形外科でどんな腰痛なのかを診断してもらう必要があります。
腰痛の予防として行うときは、痛みを感じることなく気持ちのいいものです。腰痛がある場合には、少しの力でも痛みを感じてしまうでしょう。
痛みを感じる場合、筋肉も硬くなっているということですので、治療院ではどの筋肉が硬くなっているのか分かっているでしょうから、心配することはないでしょう。
マッサージは強くすれば腰痛が改善されるわけではありません。硬くなった筋肉に触るので痛みを感じるだけであり、強くマッサージすることが腰痛に効果があるものではありません。
腰痛を悪化させてしまうこともありますので、強い力はよくありません。
腰痛の原因になる、硬くなった筋肉をリラックスさせるのがマッサージです。腰痛マッサージを行って痛みが和らいでも、しばらくするとまた、腰痛が再発する人も多いでしょう。
腰痛の原因になることが生活習慣の中にあることが多く、せっかく楽になった腰痛も、生活習慣が変わらない限り、すぐに再発してしまうのです。それは仕事の形態によるものも多く、避けたくても避けられないこともあるでしょう。
そのため、腰痛にならないためにも、日頃から腰の筋肉をほぐしておく必要があります。
こうしたことから定期的にマッサージを行うことはとても重要なことなのですが、定期的に治療院に通うことが出来ない人は、自宅で行う腰痛マッサージをマスターしておくといいでしょう。
マッサージする部分は、脊椎の左右に盛り上がっている筋肉です。ウエストラインから手の幅で上下に取った長さの範囲でマッサージします。
身体には約360ものツボがあります。その中に腰痛に効果のあるツボも存在します。ツボは押すと痛みを感じますが、症状が改善されていると押しても痛みを感じなくなります。
体の背面にあるツボを5つ後紹介します。
背骨のウエストラインから左右に指2本分。
親指の腹を垂直に入れ、力をゆっくり抜く。
大腸兪から指3本分上。
親指の腹を垂直に入れ、力をゆっくり抜く。
腎兪から指2本分外側。
内側に向け、親指で押す。
大腿部後ろのほぼ中央。
持続的に軽い力で押す。
ウエストの脇腹のライン。
力を入れすぎないように、親指の腹で押す。
人差し指と中指、薬指と小指の間を謎って骨が交わるところ。
ゆっくりと、指先を骨に食い込ませるようにする。
膝裏の太い横じわの中央。
親指で押す。
足の内側。くるぶしの指1本分下。
親指の腹で押す。
膝の内側にあるくぼみ。
親指の腹で押す。