妊娠した途端に、それまでは何ともなかったのに腰痛に悩まされ始める人、妊娠する前から腰痛持ちだったけれど、妊娠後さらに症状がひどくなった……など、妊娠中の腰痛に悩む人は多いはずです。
妊娠時に起こる腰痛の体験談を紹介しましょう。
妊娠がわかり、初めての体験にドキドキ、ソワソワ、心の準備も徐々にしておかないと……なんて思っているのも束の間。 妊娠期間を経るごとに自分の身体の変化に毎日驚かされるばかりです。
少しずつお腹がふくらんでいく中、ついに「腰痛」が私の身体を襲い始めました。 妊娠中期にさしかかり、お腹のふくらみもわかるようになった頃に、突然腰痛はやってきました。
私の腰痛の一番の原因は、お腹のふくらみに合わせて姿勢が変化してきたからです。
妊婦さんは、大きなお腹を突き出すような姿勢を取っています。
それは、どんどん重くなっていくお腹のせいで、妊娠前の姿勢では重心が前に傾きすぎてしまうため、腰の筋肉を使って後ろへ重心を移動させているのです。
そのため、妊娠中は背中や腰周りの筋肉が常に張っている状態になり、腰痛が起こりやすくなると言われています。
私も例外ではなく、お腹を突き出す姿勢になってから日を追うごとに腰痛もひどくなっていくのを感じていました。
もちろん、体重管理をきちっとして体重が増えすぎないよう気をつけるのも対策の一つですが、他に私が心がけていたことをご紹介します。
そもそも立ったり座ったりしているから、腰に垂直方向に力が加わって痛くなるんだろう……そう考えて私は、腰痛がつらい時にはできる限りベッドに横になることを心がけました。
横になる時に気をつけていたのは、仰向けやうつ伏せではなく、横向きで寝転ぶことです。また、妊娠中は抱き枕を使っている方が多いと思いますが、抱き枕を脚に挟んで横になると腰痛も少し和らぐのでお勧めです。
横になること以外で実践していたのは、湯船になるべく浸かることです。
初めに書いた通り、私の腰痛は背中や腰の筋肉が突っ張っていることが原因の一つなので、お風呂で温めて筋肉をほぐすことを心がけていました。
ただ、湯船に浸かりすぎてのぼせてしまったら、転倒にも繋がるので浸かりすぎないよう気を遣う必要があります。
今回は、私がお勧めする妊娠中の姿勢の変化に伴う腰痛の対処法を紹介しました。
これらの対策を実践しても腰痛が軽減されなかったり、逆にひどくなるようなら、一度通っている産科の先生に相談してみても良いかもしれません。
姿勢の変化以外が腰痛の原因なら、骨盤ベルトを巻く等他の対処法も提案してもらえると思いますよ。
多くの妊婦さんが、妊娠したと同時に、腰痛に悩まされる方が多いです。
私はもともと椎間板ヘルニア持ちで、妊娠初期から腰痛に悩まされていました。 持病の椎間板ヘルニアの影響もあると思いますが、それだけではなく妊娠独特の腰痛にも悩まされていたのです。
妊娠初期の腰痛の原因というのは、出産に備えて関節や靭帯を緩める作用がある、リラキシンというホルモンが分泌されるためと言われています。 そこで緩みが出た骨盤を腰の筋肉で支えようという力が加わるため、腰痛という形で症状が出るようです。
私の場合は、生理痛の重いような腰の痛みがあり、腰が常に重い感じでした。
椎間板ヘルニアの痛みとはまた種類が違う感じがしたので、妊娠独特の腰痛だったんだと思います。
特にお腹がまだ大きくなってきているわけではなかったので、この妊娠初期にヘルニアが悪化するということはなく、生理痛のような鈍痛が常に続いていました。
妊娠後期というのは、お腹の赤ちゃんも大きくなっていて、ママの体重も10kg以上は増加しています。
お腹のせり出しているせいで姿勢の変化があります。
子宮が大きくなっている影響で、骨盤や腰椎が前方方向に傾いているのです。
それによって妊娠初期とは違う腰痛が起こり、中には腰痛がひどくて、歩行するたびに痛くなる方もいます。
私は妊娠後期ともなると、椎間板ヘルニアの痛みも出てきてしまいました。 やはり体重が増えた分、腰椎にかかる負担がとっても大きかったように感じます。 骨盤は常に不安定な感じだったため、歩行する時には腰痛をかばいながら歩いていました。 妊娠後期の特に腰痛がひどい時には、痛みで動けずにずっと横になっていたことも……。
妊娠中の腰痛に苦しんでいた私が愛用したのは、骨盤ベルトです。 もともと椎間板ヘルニア用のサポーターは持っていたのですが、妊娠時には使用できないので、助産師さんにアドバイスをもらい、骨盤ベルトを購入しました。
骨盤ベルトを使用することによって、腰の痛みが軽減して、骨盤が安定し、お腹が大きくても普通に日常生活を送ることができました。 骨盤ベルトは妊娠中だけでなく、産後もとても役に立ちます。 妊娠と腰痛はつきものといっていい程深く関係しているので、骨盤ベルトが一つあることで、産前・産後ともに腰痛の心配を解消してくれるでしょう。
妊娠するまで腰痛に無縁だった私によって、妊娠後期に襲われた腰痛は苦痛でしかありませんでした。
妊娠初期は新しい命を授かったという喜びと、これから生まれてくる子供の事を考えると嬉しくてドキドキしていました。
妊娠中は色々な事に気を付けていましたが、段々とお腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれてどうしてもお腹を体全体で支える姿勢になったり、少し背中を反らす感じで歩くことになり、それが全て腰に負担をかけていたんだなと思います。
腰が痛くなると次は脚の付け根が痛くなり、それの繰り返しでした。 腰が痛い時は横向きに寝て、脚の間にクッションを挟むだけで腰痛が緩和された気分でとても楽になりました。 歩く時も何か支えになる物を掴みながら歩くと、腰の痛みが軽減されました。
臨月に入ると、段々と赤ちゃんが骨盤の近くまで下がってくるので腰痛はピークになりましたが、もう腰痛に関して考える暇もなく出産の日を迎えました。 出産後、普通に歩けるようになった時には、妊娠中の腰痛が嘘みたいに無くなっていました。 私の場合、産後には腰痛が解消されましたが、産後も痛みが続くケースもあるため、腰痛に関しては個人差があるでしょう。
今年の春に子供を出産したのですが、初めての妊娠だったので妊娠中どのような状態になるのかもわからず毎日過ごしていました。
周りの人たちからはお腹が目立たない方だと言われていましたが、お腹の膨らみが目立ってきた頃から脚がつったり、頻尿になって夜中に起きたりと色々な不調が出始めました。 次第に腰も痛くなることが増えてきて、ダブルのマットレスに夫と二人で寝ていたものの、夜に体の重みのせいで腰が沈み、毎日のように腰痛に悩まされるようになりました。
夫と一緒のマットレスを使っているため、布団を替えるわけにもいかず我慢の日々……。
毎日トイレか腰痛で夜中に目が覚めて、寝不足になり大変でした。
妊娠後期にも仕事を続けていたのですが、立っているだけでも腰が痛くて、職場で一日過ごすのもきつかったです。
出産を無事に終えた今も、腰痛が続いていて産後サポーターが手放せない状態です。 朝は腰の痛みで目が覚めるので、この不快感から何とか逃れたいものです。
学生時代に陸上の練習中に怪我をしてから、しばしば腰痛に悩まされていました。 腰椎分離症という病気からくる腰の痛みです。
普段から、体重が減り過ぎても増え過ぎても腰痛が出やすい体質である事は自覚していましたが、妊娠後つわりが治まった5ヶ月の頃から、腰の辺りが重くなってきました。 妊娠6ヶ月、7ヶ月とお腹が大きくなるにつれて腰痛の辛さは増していき、臨月にはどうなるのだろうと不安でいっぱいだったことを覚えています。
妊娠していない時であれば、病院から痛み止めを処方してもらい服用したり、腰痛が治るまではコルセットをきつく巻くと少し楽になるのですが、妊娠中はそのどちらも出来ないので辛かったです。
湿布を貼ってしのいでいましたが、湿布を貼り続けると、今度は肌のかぶれに悩まされました。 何とか臨月を迎え出産予定日が近づくと、さらに酷い腰痛に襲われました。 陣痛の際も、腹部の痛みよりも腰痛のほうが強烈でした。腰の骨が砕けると感じるような、今思い出しても涙が出るくらいの痛みを味わいました。
しかし、産まれた子供の顔を見た瞬間、それまでの痛みを忘れるほどの喜びが溢れてきました。 その後、腰痛は半年かけて落ち着きました。
妊娠することに対し、どの女性も特別な想いを抱いているのではないでしょうか。 私もそんな一人でした。 結婚して半年、年も若くはないので、早いうちからトライしなければと、妊活を開始。 妊娠ってどんな感じだろうと想いを馳せる中、幸運にも無事に妊娠することが出来、夫婦で喜んだのを覚えています。
妊娠関連の本を読んだところ、だいたいお腹が大きくなる妊娠5か月くらいからとの事。 最初の2ヶ月間は、食事に気を付けていただけで、あと悪阻と戦うので精一杯でした。 3ヶ月目になって、骨盤辺りに不安定さを覚えるまでは……。
3か月目に入り、急に骨盤が緩くなったような、腰の関節がゆるくなったような感覚に襲われるようになりました。 そんなこと妊娠関連の雑誌に書いてない!と、焦った私。
内臓が下に落ちて行ってしまうような気分になって、急いでネットで妊婦ベルト(産前、産後用)について調べ、購入し、使用を始めました。 私がかかっていた病院は分娩日まで内診をしない方針のところだったため、子宮頚長も調べておらず、とても不安に感じたからです。 妊婦ベルトの使用時、不安定さは大分カバーされるものの、今度は腰の真ん中より下あたりにド―ンと鈍痛を感じるようになってきていました。
その時は徐々に前にせり出すお腹に加え、自分の姿勢が悪いせいかなと思っていました。
妊娠6ヶ月に入る頃には、就寝時が悪夢のような時間でした。寝返りをうつ時や身体を伸ばす瞬間に右お尻から脚先までにかけて激痛が走るようになったのです。ベッドに座る時点で、痛みが起きるかもしれない怖さで深呼吸をする毎日でした。
腰痛と坐骨神経痛のような痛みに色々な方法で向き合いながら、9か月頃になると腰痛は少し残るものの、寝返り時の声にならない叫びを発するような痛みはなくなりました。 赤ちゃんの位置がずれたからかもしれません。
出産後、腰痛を感じることはなくなったものの、しばらく右骨盤から腰にかけての違和感があったので、妊婦ベルトを着用しエクササイズをすることで徐々に違和感も消えていきました。
妊娠時の症状は、本当に人それぞれで、腰痛が全くない人もいるでしょう。 腰痛が妊娠中の一番の苦痛だった私のお勧め対策を紹介したいと思います。
出産に備えて、少なからず骨盤底筋のエクササイズが必要になります。 ゆったりした動きのヨガを妊娠前からやり始めるのがお勧めです。 妊婦向けのマタニティーヨガもありますから、ネットビデオで見ながら自宅でやることもできます。 ヨガの動きに慣れておけば、大きいお腹になった時でもスムーズにうごけることでしょう。
この他シンプルですが、仰向け状態で膝立をしてのお尻上げは、とてもお勧めです。 いつでも誰でもできる動きですが、お腹が大きくなるとお尻を上げるのに結構な力を必要とします。 これは筋トレの一つですが、私は腰が伸ばせて気持ちがよかったです。 お尻を持ち上げるのが難しくなってきてからは、お尻の下に少し硬めの枕を一つずつ入れ、腰の位置を高くしていき、ストレッチをしていました。
私は産前・産後両方使えるタイプの妊婦ベルトを購入し、妊娠3ヶ月からから産後までお世話になりました。 出産後の腰痛カバーのためにも、産後も使えるものを選ぶといいですよ。
腰痛の時は床に座れないですし、床から立ち上がるのも大変ですね。 なので、ソファーや椅子に腰かけるようにしましょう。 ソファーや椅子は、やや硬めのものが立ち上がりやすいです。
妊娠中は寝返り時に腰に激痛が走る……そんな私と同じ症状の方へのアドバイスは、まずは枕を脚に挟むことです。 横向きで寝る場合、急に逆方法へ倒れるのを防ぐために脚の間にやや大きめの枕を挟むと安定します。
横へ向きを変える時は、向く方向とは反対の膝(左側に向くのなら右膝)を立て、右骨盤を左へもってくるイメージで向きを変えるとスムーズです。 肩から向きを変えると腰がねじれる、痛みが発生する可能性が高まります。
妊娠経験がある人なら、妊娠すると腰痛に悩まされる事は知っていますよね。 妊娠でお腹が大きくなるから腰痛に繋がると思っている人が沢山いると思いますが、実は私もその1人でした。
しかし、お腹が大きくなる他に理由があったのです。
妊娠3ヶ月を経過すると分泌されるリラキシンというホルモンは関節を縮める働きをして、赤ちゃんが骨盤を通って産まれてくる時に、骨盤の恥骨結合を広めてくれます。
リラキシンの働きによって周りにある筋肉や関節に負担が多くなることが腰痛に繋がってしまいます。
お腹の赤ちゃんが成長していくと、お腹もどんどん大きくなっていきます。 体重増加も、妊娠中の腰痛の一因です。
私は、2人の子供を産んでいますが、1人目と2人目で体重の増加が全く違いました。 1人目は男の子でつわりが妊娠初期から妊娠4ヶ月まであり、7キロ減ってしまったものの、つわりが終わり急激に食べ始めてしまった為、出産する頃には10キロも増えていました。 2人目は、女の子でつわりが妊娠初期から出産日まで続いてしまい、体重の増加はありませんでした。
妊娠によって姿勢の変化も起こってしまいます。 姿勢の変化が体の負担となってしまい、腰痛になってしまいます。
妊娠中の腰痛を軽減させたいですよね。 軽減方法として私が行っていたことは、2度の妊娠中に毎日1時間のウォーキングをしていました。 「妊娠中は運動不足になりやすく、筋力が低下してしまう」と担当医に言われたからです。 出産は体力勝負なので、毎日少しでも運動するのとしないのでは差が大きいと思います。
他にも自分でストレッチをしたり、主人にマッサージをしてもらうなどの腰痛対策をしていました。 ストレッチは妊娠中もできるものが何種類かありますが、私が実際に行っていたストレッチをご紹介します。
まずは腰回しストレッチ。 真っすぐ立って脚を少し開き、手は腰につけて順番に左右5回ずつ腰を回します。
次に猫のポーズ。
四つん這いになり、両手は両肩の真下くらいの場所に置き、お腹を見るようにして背中を丸めます。
これを数回繰り返しましょう。