腰痛ベルトやコルセットは、腰に痛みを抱えている人にとっては必需品とも言えるでしょう。 腰痛で日常生活に支障をきたす場合、腰痛ベルトやコルセットをつけることで、痛みを軽減することができるため、上手に使いたいものですね。
腰痛ベルトやコルセットを使っている人、または以前使ったことがある人の体験談を紹介しますので、これから使用を検討している人は参考にしてみてください。
腰痛ベルトやコルセットがきちんと自分に合ったものかどうかわからない……。
そんな人もいるのではないでしょうか。
そこで、どんな腰痛ベルトやコルセットを装着すると、腰が楽になるのかを説明したいと思います。
腰痛や椎間板ヘルニアなどになり、病院で診察を受けて医療用のコルセットを購入した場合は、看護師さんが装着方法を教えてくれるので、特に問題はありませんが、ドラッグストアなどで自分の判断でベルトやコルセットを購入する場合、次の点に注意しましょう。
腰痛ベルトやコルセットを選ぶ際に気をつけなければいけないのが、サイズ感です。
腰痛ベルトやコルセットはある程度大きさが決まっているので、その大きさが自分の体に合わないと効果が発揮されません。
私の経験上、ちゃんと治したいのであれば、病院の推奨するコルセットを使うのが良いでしょう。
個人的に一番使いやすいのは、二段階調整ができる腰痛ベルトやコルセットです。 ただ巻くだけの一重腰痛ベルトはずれてしまいやすいため、患部にピンポイントで固定できる二段階のものが使いやすいし、腰が楽になります。 腰痛ベルトやコルセットは装着方法によって効果が全く変わってしまいますので、正しいつけ方を見ていきましょう。
二重のものは微調整ができて、装着しやすいです。
病院で勧められる腰痛ベルトやコルセットはそのタイプが多いですから、二重構造のものを選ぶようにしましょう。
下着の上に何か履く場合は、その上から腰痛ベルトまたはコルセットを巻きましょう。
シャツの上からだとズレやすいので、なるべく下着の上につけてその上からシャツを着るようにしましょう。
最近では100円ショップやドラッグストアなどで売られている腰痛ベルト等もありますが、やはり病院で処方される適正な医療用のコルセットが大体1,000円前後と言うところでしょうか。
病院の保険適用内で購入するのが一番良いと思われます。
後はインターネットなどでもよく矯正ベルトなると言うものを9,000円前後で売られていますが、病院で購入できるものと効果面では大差はないでしょう。
腰痛で悩んだ時、よく耳にするのが「腰痛コルセット」です。 私も高校1年生から腰痛で悩まされていたので、医師に言われるまま市販の腰痛コルセットを買っていました。 分厚いコルセットのせいで制服がむくれるし、夏場は暑いし、たまったもんじゃない!と思っていました。
しかも、簡単に洗濯できないので、汗の臭いが酷かったことを覚えています。 コルセットが高価で一つしか購入してなかったことに加え、その一つを洗ったらマジックテープの部分に毛玉がいっぱいついて大惨事になって以来、頻繁に洗うことは避けていました。
腰痛コルセットって実際に効果あるの?と半信半疑だった私は、何度かコルセットをはずして生活をしてみました。
結果から言えば、コルセットってちゃんと効果があったんだ!と実感したのです。
コルセットをしていないと腰痛が酷いですし、腰に力が入らないので自然と背中が曲がります。
支えるものがないため骨盤がずれて、それが腰に響くのです。
バスや車の振動ですら痛いので、やはりコルセットは必要なんだなと思います。
コルセットの効果を実感してからは、夜もはずさずに寝ていました。
それまでは、腰痛で寝返りができなくて目覚めることもありましたが、コルセットをつけてからはそれもなくなり、何より腰が重たくなるあの感じが少し軽減されるような気がしました。
手術入院をした際に、自分に合わない腰痛コルセットをつけてしまうと大変だと言われました。
なので、私は手術をした後に石膏で自分の腰の形をとって、自分の腰に合ったコルセットを作ってもらいました。
随分値段が張りましたが、市販品でよく見かける1本マジックテープではなく、ベルト状のマジックテープが腰上から骨盤あたりに分けて4本ぐらいになっているので、動いてもずれにくく、腰をしっかりと固定をしてくれます。
私が作ってもらったのは布製ではなく、通気性のいいメッシュ製で臭いもこもらないし、夏場の暑さは若干軽減されました。
コルセットの嬉しい効果としては、腰痛が少し改善されただけでなく、ウエストがくびれたことが挙げられます(笑)。
中世ヨーロッパの人たちはくびれを作るためにコルセットをしていたと聞きますし、体型作りには一役買っているのではないでしょうか。 腰の手術をする前に履いていたズボンはウエストがガバガバになってしまい、ボトムスは一式買い直しました。
私は毎日重い物を持つ仕事をしていたのですが、その時に腰を痛めてしまってそれ以降、腰痛ベルトを使用することになりました。 以前、仕事をしていた親がぎっくり腰になってしまい、その時に使っていた腰痛ベルトを譲り受けたのですが、腰痛ベルトをつけてから非常に腰が楽になりました。
それからというもの、腰痛ベルトは私にとって毎日欠かせないアイテムになりました。
腰痛ベルトを腰に巻くときの締め付け感が強すぎてちょっと違和感がありましたが、それでも腰痛ベルトをつけていないときよりは大分腰の痛みが和らいだので、すごく助かっていました。
腰痛ベルトがあったお陰で仕事も続けられていたので、この先また腰に痛みなどが起きたら腰痛ベルトをつけようと思います。
腰痛になったときは、いつも腰痛ベルトを使用しています。 腰痛ベルトは、初めて腰痛になり整形外科を受診した際にソフトタイプのものを購入しました。 腰痛になると座っているのが大変ですが、そんな時に腰痛ベルトを使用するととても楽になります。
痛みが軽いうちに装着すれば、それ以上悪化するのを防げるので早めに使うようにしているものの、普段から腰痛ベルトの装着を習慣化した場合、筋力を低下させてしまうと言われます。 そのため、普段は腰痛ベルトをできるだけ使用せず、腰が重だるくなったり、軽い痛みを感じたり、腰を酷使するような時だけ使うようにしています。
このように、時と場合に応じて腰痛ベルトを使うことで、ある程度腰の痛みをコントロール出来ると思います。 しかし、腰痛ベルトを過信せず、毎日腰痛体操をするようにもしています。
私は特別養護老人ホームに勤務していた時に、腰痛ベルトにお世話になっていたことがあります。 病院で購入を勧められた腰痛ベルトは、価格が高くて、S・Mなどサイズも限られているため、家族皆で共用したり、安い物でいいという場合は、男女兼用のものをインターネットで購入するという方法もあります。
腰痛ベルトは硬いものだと、途中で痛くなったり動きにくく感じたりするので、素材が柔らかめのものを選ぶと動きやすくて良いです。
腰装着時は慣れるまで違和感を覚えることも少なくなく、自分に合うものがなかなか見つからないことが多いので、可能なら購入する際は試着してから購入したほうが間違いないでしょう。
腰痛ベルト装着時は身につけないときよりは楽ですが、長時間身につけていると疲れますし、肌が弱い人は赤くなったり、夏場は汗をかいてかぶれてしまうことがあります。 痛みを予防するために腰痛ベルトを身につけるのであれば、季節や時間帯を考えて身につけることをお勧めします。
年齢のせいか、腰痛のトラブルは友人の間でもよく聞くようになっていましたが、自分は無関係だと思っていました。
配送業の仕事をしていて、運動というものは何かしていたわけではありませんが、体力には自信があったからです。
ただ、仕事時は普段から重いものを担いでは降ろすことを繰り返す毎日ですので、疲労を感じることはありました。
半年前から急に、腰にどんとした痛みと右足に軽く痺れを感じるようになりました。
これはいけないと思い、薬局で全体がゴムでできているタイプの腰痛ベルトを買いました。 暫く着用していましたが、あまり効果は感じられず、痛みも治まる気配はなかったので、整形外科にいくことにしました。
整形外科で先生と話した後、レントゲン写真を撮ってMRI検査を受けた結果、腰椎ヘルニアと診断されました。
私の状態では持参したベルトではあまり効果がないと、病院でコルセット作ることを勧められました。
装具会社に自分に合ったものを作ってもらうということで、装具技師さんに腰の採寸をしてもらい、後日受け取りのため、再度病院を訪れました。 値段は安くはありませんでしたが、手続きをして3割負担になったので、よかったです。
出来上がった新しいコルセットは、全体がメッシュでできていて、支柱が入っていて、前後のマジックテープで微調整ができるようになっていました。 装具技師さんに調整してもらい、装着して立った時、それまで使っていた腰痛ベルトとのサポート感の違いを大きく感じました。 勿論動きはやや制限されますが、腰に負担がかかる姿勢が出来にくいため、痛みはやや落ち着いてきています。
ここで、装具技師さんに習ったコルセットの正しい着用方法をご紹介します。
立った状態で、コルセットを正しく着用することは難しいです。
片手で横を抑えてはめようとしても、コルセットが落ちて動いてしまいます。
なので、仰向けに寝た状態になると、安定して真っすぐコルセットをはめることができます。
その他、コルセット着用時のポイントをいくつか見てみましょう。
教わったポイントを踏まえて、コルセットをすると自己流で着用したときとのサポート感に大きな差がありました。
薬局等で買った腰痛ベルトも適当につけず、是非正しい方法で着用してみて下さい。
多くの人が腰の高い位置にコルセットを着用しているんだとか。
そのせいで身体を動かしているとずれていってしまったり、お腹がやや苦しく感じて緩くしたりするとすぐ位置が上にずれてしまいます。
そうなると、コルセットは正しい位置で着用した時にしっくりくるように採寸されているので、なんだかサポートされていないような不安定感を覚えます。 骨盤の位置を確認して、そこにコルセットを合わせるようにしましょう。
コルセットは下着の上に着用し、肌に直接つけないようにしましょう。
そして、コルセットを付ける際には下着を挟みこまないように着用するのが大事です。
そうしないと、トイレに行く時に下着が挟まり下ろせなくて困ることになります。
腰痛ベルトは私がぎっくり腰になり、接骨院で治療を受けた時に勧められました。 接骨院では骨盤を支える意味が強いので、「骨盤ベルト」との説明を受けました。
私は長年お世話になっている接骨院でこれを勧められ、巻いてもらって即購入しましたが、やはり腰を悪くしていた友人から、その人が巻いていたベルトを貸してもらって締めたところ、そちらもすごく心地よく感じました。
それはお腹の部分まで来るタイプで、骨盤の上下30cm前後を包むようにして着用する形でした。
まずは自分の腰の辛さや、どんなタイプのものが合うのかを病院や接骨院の先生、あるいは薬剤師さん等に相談してみることをお勧めします。 大抵のお店には試用見本が置かれているので、実際に体に巻いてみるのが最善です。
腰痛ベルトを巻いてみたら、立ったり座ったり……日常的な動作をしてみましょう。 その時に苦しかったり、動作の妨げになるようなら、間違った着用法をしているか、サイズが体と合っていないということが考えられます。
小さいサイズの場合は苦しくなってしまうので、締め付けすぎないか、動く時に不快感がないかをよく確認してから購入するのをお勧めします。
腰痛ベルトを骨盤の下、約5センチのところに当てて伸ばし患部に巻き付けます。 すると、患部を支えてくれるので痛みが和らぎ、ぎっくり腰等の痛みで歩くのがやっとという急性期に効果を発揮してくれます。
内臓を締め付けてしまうと苦しくなるので、骨盤の下に巻いて下さい。
痛みが激しくて歩くことや日常の動作が辛い時は、入浴時と就寝時以外は巻いて過ごしても大丈夫です。
そのうち激痛が薄れてくれば、腰痛ベルトの締め付け感がなくても歩くのが楽になってきますので、だんだんと締めている時間を減らしていきましょう。 日常生活の中で腰痛が怖いからといって、腰痛ベルトを巻きっぱなしでいるのはよくありません。
自力で腰を支えているのが辛い時の補助用具として使いましょう。 立ったりしゃがんだりという動作が辛くてたまらない時や、座りっぱなしという時の数時間頼るという使用法が望ましいです。
インターネットやお店に多数溢れている腰痛ベルトですが、個人での使用感はまるで違います。 男性か女性か、身長の高低、痩せている・ふくよか等、性別や個々の体型のほか、腰痛の箇所等でも使用感が異なってきます。 口コミはある程度の参考に留めておいて、ご自身が気持ちよく過ごせる腰痛ベルトを探しましょう。
ある朝、目が覚めて部屋の電気を点けようとリモコンに手を伸ばしたその時、突然腰の抜けるような感覚があり、同時に痛みを感じました。 腰に力が入らず、無理に動こうとすると痛みが走った為、再びそのまま横になり暫く様子を見ることにしました。
以前も一度ぎっくり腰になったことのある私は、「またぎっくり腰になったかな…」と思ったのですが、日を追うごとに腰の痛みは強くなり、しまいには座ることも出来なくなってしまったのです。
その状態になり、ようやく私は整形外科に行きました。 そして、担当医から「椎間板ヘルニア」と診断されたのです。
椎間板ヘルニアとは、腰椎と腰痛の間にあるクッションの役目をしている椎間板という組織が飛び出してしまっている状態のことを言います。
腰椎や背骨の周りの筋肉に負荷がかからないようにと、担当医にコルセットの使用を勧められました。
コルセットを巻く位置は丁度おへその下辺り、お腹周りをコルセットで固定するように、下から止めて巻きます。
最初につけてみた感想は、季節が夏だった事もあり熱がこもって暑苦しくて、正直あまり良い印象ではありませんでした。 なので、私はものすごく痛みが辛い時以外はコルセットをはずして生活していました。
暑いからといって一日中コルセットをつけないでいると、腰の痛みが酷くなってしまいます。 医師に相談したところ、
「腰回りの筋肉の代わりにコルセットが腰を支えてくれるので、筋肉への負担を軽減する為に暫くはちゃんと使うようにしてください」
と言われてしまいました。
腰椎や筋肉の負担を和らげるという目的の他に、変に腰を曲げたり無理な体勢になるのを予防する意味もあるとの事でした。
以後暫くは、寝る時以外は常にコルセットをつけた生活を送り、徐々に強い痛みからも解放されるようになりました。
痛みが軽減されたとはいえ、コルセットをつけているから椎間板ヘルニアが治るという訳ではありません。
コルセットにより痛みが軽減されていても、はずしてしまえば背骨に負荷がかかり痛みが発現してしまうのです。
また、コルセットのおかげで痛みが取れて油断し、重たい物を持ったり体勢を崩したりしないよう気をつけましょう。
ついつい普通に生活してしまいがちですが、腰痛が治った訳ではないのですから。
コルセットを使用する期間については、医師の判断を仰ぐのが最良かと思いますが、一般的には2~3か月程度と言われています。 というのも、コルセットをずっと着けていると腹筋や背筋が衰えてしまい、最悪の場合コルセット無しで生活するのが困難な状況になってしまうケースもあるとか……。 コルセットに頼りすぎてもダメということですね。
腰痛が落ち着いてきた時、また普段からの予防策として無理のない範囲でストレッチや筋肉トレーニングを行う必要もあるのではないかと思います。