今の時代、味噌汁に具を入れない人っていないですよね? 具材を水から入れる、沸騰してから入れる、複数の具材を入れる場合の順番などを学びます。自炊を始めたばかりの人などはわからないことも多いでしょうから頭に入れた方がいいです。
味噌汁を作るときの基本として、具材を煮るときに、水から煮るのか沸騰させてから煮るのかわからない初心者もいますよね。ここで簡単なコツを覚えてしまえば、今後も困ることはありません。「土から下にできるものは水から、土から上にできるものは沸騰させてから」こう覚えておくと、どんな野菜でも迷うことはありません。これは野菜に限った覚え方なので他の具材は徐々に説明していきましょう。
水から煮るものとして、先に挙げた「土からしたにできるもの、要は根菜ですが、そのほかにもシジミやアサリなどの貝類は、水からの方がよくだしがでます。アクもけっこう出ますので、根気よくすくってください。
お湯から煮る具材は、葉物などです。土から上にできるものですね。それから豆腐などの煮崩れしやすいもの、長ネギなど香りのあるものは鍋を火から下ろす少し前に入れます。わけぎなどの青みを生かす素材も火から下ろす直前に入れます。
味噌汁の具に複数の具材を使用する場合、上記のことを参考にして順番に入れていきましょう。味噌汁の具の定番の組み合わせといえばワカメと豆腐ですね。だし汁ができたら豆腐を入れ、味噌を溶き入れてからワカメをはなします。ワカメに熱が入りすぎると溶けてドロドロになってしまいます。長ネギを入れる場合も、火から下ろす少し前に入れましょう。ジャガイモとワカメの場合、水から煮た方がよいので、だしを取るときに一緒にジャガイモも入れてしまいましょう。鮭や鱈などを入れるときは、魚が煮えてから白菜やネギなどを入れます。順番としては、火の通りづらいものから入れ、最後の方に煮くずれしやすいもの、火の通りやすいもの、青味などを生かすものを後から入れます。
ニラと卵、豆腐とワカメ、ジャガイモとワカメなどのように定番の具材もありますが、中には驚くような具材もあります。アスパラとひじき、ふのりとアボガド、ゴーヤと豚バラ肉など、普段食べ慣れない組み合わせのものもあります。チャレンジしてみると、思いのほか味噌との相性が合います。試してみてはいかがでしょうか。中にはみそ汁に牛乳を入れてコクを出し、ミルク汁にする場合もあります。豚汁のときに試しに入れてみてください。豚汁は作りたてよりも一晩たったものの方が、コクが出て旨みが増しますが、牛乳を入れることによって、一晩寝かせた旨さが出ます。カレーのCMのようですが、騙されたと思ってやってみてください。作りたてでも美味しいコクのある豚汁ができます。
白菜の味噌汁って、白菜の甘みが強調されて好きです。特に葉の部分ではなく芯にあたる部分の甘みが好きなんです。ところで、白菜のみそ汁を作るとき、白菜はどうやって切りますか? 聞けば家庭によって様々な切り方があって、面白いなと思いました。自分はザクザクに切ります。一口大に大きくザク切りにするのです。熱が通るまで、ちょっと時間がかかりますが、その方が白菜の甘みを味わえるような気がするからです。一方、細く切る家庭もあるようですね。これだと火の通りも早くてザク切りよりもみそ汁を早く作ることができるでしょう。自分もやってみましたが、甘みを感じることができなくてザク切り派に戻りました。あなたの家庭では、どっちの切り方で作っていますか?