味噌汁のだしをとる材料には様々なものがありますね。鰹節、昆布、煮干しが一般的なところでしょう。だしをとらない味噌汁は、ただ味噌を溶いただけでおいしくはありません。みそ汁に使うだしにはさまざまな種類があります。
だしとは、料理に旨みを加えるための液体です。アミノ酸や核酸がたっぷり含まれていて、栄養価値もあります。代表的なものは鰹節と昆布、煮干しですね。干し椎茸などを使う場合もあります。だしには手軽に使える顆粒状のものもありますが後ほど少しだけ触れていきます。このサイトではだしの基本からの学習をしていきますので、実際に鰹節や昆布、煮干しでだしがとれるように挑戦してみましょう。西洋料理や中国料理でだしをとるときは、豚骨や鶏ガラなどを長時間煮込んでとるのに対して、日本料理でのだしのとりかたは、短時間で風味だけを利用する感じになります。中でも、日本には一番だし、二番だしという出汁のとりかたがありますが、一番だしはどちらかというとすまし汁に向いています。二番だしは味噌汁や煮物にぴったりです。こうしてそれぞれに合うだしを知っていれば、料理の味の幅もでてくるのではないでしょうか。
味噌汁を作るのに、どんなだしでも合うのでしょうか。相性の良い具材というのはあります。魚介類や肉類などの動物性の具材の時には、昆布や干しシイタケのだしが良く合います。反対に、野菜類などの植物性の具材のときには鰹だしや煮干しがいいでしょう。動物性の具→植物性のだし、植物性の具→動物性のだしとすれば覚えやすいですね。もちろん複数のだしを組み合わせて使うのもいいでしょう。
昔は科学調味料などなかった時代でしたので、しっかりと煮干しや昆布、鰹節でだしをとっていました。最近では簡単に使えるだしが市販されていますので、それしか使ったことがないという人も多いのではないでしょうか。味噌汁を作るのは、顆粒状になっている出汁しか知らない、なんて人はいませんか?
色々な種類のだしが液状になっていて、1回分ずつの袋に入っている物や、瓶に詰められたものなどがあります。ほとんどは濃縮されたもので、使うときには水、お湯などで薄めて使います。鍋用のだしやうどんのつゆ用のだしが売られているのを見たことがあるでしょう。
水分を取り除いて顆粒状にしたり固形にされた出汁です。イノシン酸という鰹の旨み成分だけを抽出して食塩を加え、顆粒状にしたものが一般でよく使われていますね。
加工されただしとは少し違いますが、手軽にだしをとることができるように、鰹節や昆布を破れない丈夫な紙のパックに入れて、熱湯にそのパックを入れてだしをとるものです。科学調味料と違って、だし本来のものがとれるので風味も一味違うでしょう。
赤だしと白だし、色が違うだけとは思っていませんか? 両者は全く違うものです。赤だしとは赤だし味噌のことをいい、現在では豆味噌をメインとして、米味噌や調味料、甘みを合わせた調合した味噌のことをいいます。本来の赤だしは八丁味噌で作られた味噌汁のことを指していました。一方白みそは、鰹節や昆布などのだしを白しょうゆや薄口のしょうゆで割った出汁の素のことをいいます。水やお湯で割って使います。似たような呼び方でも全く違うものなのです。
自分が鰹節でだしをとる時は、100円ショップなどで売られているお茶パックを使います。急須が無くてもお茶の葉をパックに入れて直接湯飲みでお茶を入れられるアレです。あればだしパックの方が、サイズが大きいので使いやすいですね。パックに入れてだしをとると、鰹節をこす必要がないので大変便利です。昆布だしと違って鰹節でのだしは大変ですので、一つ買っておくとかなりの枚数が入っていますので重宝しますよ♪