ここでは、りんごに関する"豆知識"をまとめてみました。
なぜ塩水に浸けるのか、また台風で落ちたらどうなるのか・・・そんな数々の疑問にお答えしています。
また、ニュートンのりんごやその子孫などの雑学もにもせまっていきます。
このサイトを見れば、あなたも今日から「りんご博士」になれますよ!
りんごを切ってそのままにしておくと・・・茶色っぽく変色しますよね?
これは、中のポリフェノール物質(エピカテキンなど)が酸化することで生じるものです。
変色を防ぐには、その原因となる"酸化酵素の働き"を抑制しなければなりません。
そこで登場するのが・・・そう、塩水です。
塩水に浸けることで、食塩に含まれるNaイオンがエピカテキン周辺にバリアを作るとか。
よって、酸化酵素の作用を抑えることができます。
濃い塩水ではなく、味を損ねない程度のうすい塩水に浸けましょう。
りんごの皮にちょっとした工夫を加えると・・・料理やお弁当がグッと華やかになりますよ! 最も有名な飾り切りといえば、やっぱり"うさぎりんご"でしょう。
皮をV字型に切り抜き、うさぎの耳に似立てたものです。
他にも木の葉に見立てた"木の葉りんご"やそれを応用した"舟切り"、皮で市松模様を象った"市松りんご"などがあります。
さまざまなアレンジを加え、オリジナルの飾り切りにチャレンジしてみましょう!
"万有引力の法則"で知られるニュートンですが、このきっかけとなったりんごは"ケントの花(華)"と呼ばれる品種でした。
私たちが普段食べているのとは違い、120gほど小さいです。
肝心な味はというと、酸味が強いうえ水分も抜けている・・・と酷評。
昔は料理用として使われていたものの、今ではほとんど食されていないとか。
ちなみに、この品種は熟すと自然に落果するそうです。もし、落果しない品種だったら・・・万有引力は発見されてなかったかも知れませんね。
1964年、イギリス国立物理学研究所で保存していた"ニュートンのりんご"を東京小石川に植栽しました。
これがニュートンりんごの子孫であり、日本におけるりんごの原木でもあります。
その後、ニュートンりんごの子孫たちは各地に広まりました。りんご初栽培の地、七飯町にもニュートンりんごの子孫が植えられています。ちなみに・・・七飯町には1991年にやってきました。
七飯町成田果樹園で穂木を入手・飼育育成されたのが始まりです。
その7年後(1998年)には七飯町文化の森に定植、町民や観光客に親しまれています。
1991年に発生した台風19号では、約25万トン(青森県のりんご生産量約50%)のりんごが落下してしまいました。
傷が付いたものを含めると・・・その被害額は約742億円。
では、これらはどのように使われるのでしょう?
ジュースをはじめ、ジャムやお菓子などの加工品に用いられます。
また、地元のスーパーなどで格安販売されることもあるとか。
しかし、落ちた時期が早い・・・といった場合には、廃棄処分もやむを得ないでしょう。
りんごから放出されている"エチレンガス"には、みかんやバナナといった他の果物を早熟させる作用があります。
よって、隣にバナナを並べておくと・・・大変なことになりますよ。逆に、早熟させたい場合は並べておくといいでしょう。
他にも、ジャガイモの発芽を抑える・・・といった効果があるとか。
ジャガイモは知らず知らずのうちに発芽、さらに毒もあるので大変危険です。
一緒に保存して、エチレンガスを有効活用しましょう。