桃や梨、ブドウなど"秋の果物"が店頭に並び始める頃、観賞用の植物にも"実もの"が増えてきます。
花を育てるのもいいですが、たまにはりんごのように実のなる果樹を育ててみませんか?
ここでは"姫りんご"や"バレリーナ"など、主に観賞用の栽培方法を詳しく説明していきます。
みなさんもぜひ育ててみてください♪
近年、観賞用姫りんごなどを盆栽などで楽しむ人が増えています。
食べるだけではない、りんごの楽しみ方をしてみませんか。
小さな実がたくさんなる観賞用りんごは、庭木や盆栽などとして楽しめます。
特に盆栽はコンパクトに剪定をし、いつでもすぐ観賞できる場所に置いておくことができますし、違う品種をいくつかコレクションしたりもできるため、人気を集めています。
また、様々な花との組み合わせで、ブーケやテーブルフラワーに用いられることも多くなりました。
パーティー会場などに飾られると、可愛らしいりんごの実が人目を引きます。
今後は、ますますりんごが花材として利用される機会も増えていくことでしょう。
姫りんごの一種「バレリーナツリー」はとてもユニーク、かつ庭のシンボルとして人気の高い品種です。花&果実が幹の周りに密生するため、狭いスペースでも栽培することが可能。春には美しい花が咲き、秋には真っ赤なりんごを実らせるということから長期間楽しめる品種といえるでしょう。また、バレリーナツリーには4品種(ポルカ、メイポール、ワルツ、ボレロ)があります。ではさっそくそれぞれの特徴を見ていきましょう。
やや波打っている花びらが特徴で、白ベースの濃いピンクがかった色をしています。4品種の中で最も大きな実がなり、色づきも良い…という面から食用向きといえるでしょう。暖地でも着色が良く、芳香性も豊かです。
真っ赤な花びらのメイポールは、春の庭先をひときわ華やかに彩ってくれます。4品種の中で最も小さく、中まで真っ赤に染まった果実が特徴です。
基本的には観賞用とされていますが、食べられない訳ではありません。ただし、酸味が強いので加工品(ジャムやゼリーなど)にしたほうがいいでしょう。
4月になると優しく丸み帯び、ピンク色の混ざった白い花がみられます。果実は黒赤色に着色して、大きさも中くらいの程よいサイズです。
もちろん食べられるだけでなく、甘くてジューシーな味わいが楽しめます。
ボレロを簡単に説明するといわゆる「青りんご」です。花色は他の品種と変わらないものの、果実だけが「黄色」と珍しい色をしています。もちろん食べることもできますが、味は甘からず酸っぱからずといったところです。
「枝垂れりんご」というりんごを知っていますか?
これはりんごの仲間であり、枝が枝垂れて美しい樹形となる観賞用のミニりんごです。
春には白~薄いピンクの花が楽しめ、秋には直径3cmほどの赤く小さな実をつけます。
その外観と名前からいっけん巨大なサクランボと思われがちですが、正真正銘の"りんご"です。
お間違いのないように…。
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