りんごを買いに行こう・・・という前に、まずはこのページを読んでみてください。
りんごの選び方(見分け方)や保存方法、食べごろなど「より美味しく」食べるためのポイントも知っておきたい事ですよね。
せっかくの美味しいりんごも選び方や食べごろ、保存方法を間違うと台無しに・・・。
正しい知識とともに、りんごをより美味しく食べましょう!
ここでは、美味しいりんごの選び方を紹介します。色や香り、大きさなどさまざまな面から"美味しい"りんごを見分けてみましょう。
基本的には色艶がいいものほど甘味が強く、味も濃いとされています。
しかし、色艶が悪くても美味しいケース(無袋栽培など)もあるとか。
ちなみに・・・上部だけが赤く、下部が青いりんごはまだ若い証拠。上~下まで万遍なく赤いりんごを選びましょう。
りんごは、よく熟したものほどよい香りを出す・・・といわれています。
ちなみに、りんごに含まれる香り成分の大半(約90%)はアルコール類。他にもエステルやカルボニル、酸類といった香り成分が含まれています。
大きすぎるものは大味(味がおおまか)、かといって小さすぎるものは甘味が足りない・・・なんてこともしばしば。また、形が不揃いだと味にもばらつきが見られます。適度な大きさで、形の整ったりんごを選ぶようにしましょう。ちなみに、重量のあるものほど熟したものが多いですよ!
りんごは常温で保存するよりも、冷蔵庫に入れることで長持ちします。
中でも、「ふじ」は貯蔵性に優れた品種です。
ただし、他の果物と隣り合わせで保存してはいけません。
りんごはエチレンガスという成分を放出、それらの熟成を早めてしまう恐れがあります。逆に、これを有効活用することも可能。まだちょっと早いかな、という果物の横に置くことで、早く食べることが出来ますよ!
このように果物には早熟の効果があるりんごも、ジャガイモなどの野菜に関しては発芽を防ぐ効果が見られます。ぜひ、お試しください。
店先にズラ~っと並ぶりんご、どれが食べごろかしらと悩んだことはありませんか? そんな時はりんごをひっくり返して、底(お尻)を見てみましょう。
緑色が少なく、黄色がかっていれば食べごろです。
ただし、この状態になってしまうと日持ちはしません。食べごろのりんごは「すぐ食べる」ということを前提に選びましょう。また、指ではじいた時に"コンコン"と弾んだ音がするのは新鮮なりんごです。ぜひ、試してみてください♪
味や大きさはもちろん、収穫期なども品種によって異なります。
従って、「旬」と呼ばれる時期もバラバラ。では、品種別の食べごろ(旬)を見ていきましょう。
「つがる」や「秋映」は9月中~下旬が食べごろといわれています。
「スターキング」や「ジョナゴールド」、「王林」といった品種に関しては10月上~中旬が食べごろです。また、「ふじ」といえば晩秋というだけあって食べごろも11月上旬と遅め。
その時期(旬)に見合った品種を食べる。.これぞ本当の「りんご通」です。
りんごに含まれる甘味成分のうち、果糖にはα型とβ型があります。
さらに、β型はα型の約3倍もの甘味成分があるとか。そこで、冷やしてみましょう。果糖のα型がβ型に変化して、りんごそのものがとても甘くなりますよ!
逆に、50度以上になると甘味が少なくなるので要注意です。また、食べきれずに残ったときみなさんはどうしていますか?こんな時には皮をむかず、切り口に薄く塩を塗ってからラップしましょう。成分(ビタミンCやポリフェノール)の酸化によって生じる"変色"を防ぐことが出来ますよ!
●お仕事:ライター
●すまい:はこだて