地球科学のせかい

地震

地震地震(じしん)大国と言われている日本。地球の表面はプレートでおおわれ、地面が少しずつ動いています。地震などのさまざまな自然災害は、地球科学の大きな問題点でもあります。

 

地震のしくみ

プレート

地球科学の進歩によって、ひんぱつする地震のしくみも明らかになっています。そのしくみは、津波発生のしくみと同じものです。【津波】のページでふれているのですが、おさらいの意味でもう一度、地震のしくみとして紹介しようと思います。

日本は北米プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートの4つがちょうどぶつかり合う位置にあります。このため、地震が起きやすいと考えられています。

各プレートの境目(さかいめ)で、陸のプレートが海のプレートに引きずられて沈み込んでしまい、だんだんゆがんでいきます。しばらくして、ゆがみにたえられなくなると、2つのプレートが一気にはね上がります。このとき、地上では地震、海では津波が発生します。地震・津波ともに、地球科学の分野での研究をもっと進めていくべきでしょう。

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震度について

福岡県西方沖地震 (2005年)の震度分布図よくテレビの速報などでは“震度”という言葉が使われますね。「もっとゆれたように感じたのに、どうして震度1なの?と思ったりしたことはありませんか?

震度とは、ゆれ方の度合いのことです。ちなみに、震度とともによく耳にするマグニチュードと震源。マグニチュードは地震そのものの大きさをあらわし、震源は地下の地震が起きた場所をいいます。

マグニチュードが同じ値(あたい)でも、震源が近ければ震度は大きく、遠ければ小さくなります。震度が大きければ大きいほど、地球科学の面でもわからない自然の力を思い知らされるでしょう。

震度の一覧表

震度 状況
0 人はゆれを感じない
1 屋内にいる人の一部がわずかなゆれを感じる
2 屋内にいる人の多くがゆれを感じ、
つり下げ物がわずかにゆれる
3 屋内にいるほとんどの人がゆれを感じ、
屋外では電線が少しゆれる
4 電線が大きくゆれ、歩いていてもゆれを感じ、
かなりの恐怖感がある
5弱 屋内ではつり下げ物がはげしくゆれ、
屋外でも電柱がゆれるのがわかる
5強 棚の食器や本が落ち、ぼせきが倒れ、
多くの人が行動に支障(ししょう)を感じる
6弱 立っていることがむずかしくなり、
木造など耐震性(たいしんせい)の低い住宅は
倒壊(とうかい)することがある
6強 立っていることができず、壁や柱の多くが壊れ、
倒壊する建物もある
7 家具が大きく移動し、
耐震性の高い建物でも倒壊することがある

(参照:気象庁震度階級)

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地震が起きたときはあわてないことが大切!

地震が起きたときはあわてないことが大切!ここで、地震のときの注意点を見ていきましょう。こうなってしまったときには、地球科学がどうの…なんて悠長(ゆうちょう)なことは言っていられません!とにかく、あわてないことが一番大切ですよ。

あわてずに身の安全を確保!

最初の大きなゆれがおさまるまで、丈夫なテーブルなどの下にもぐり、まずは座布団などで頭を守ってください。足元に気をつけて、落ち着いて行動しましょう。

出口をつくる!

ゆれでドアが開かなくなる場合もあるので、窓などを開けて出口をつくっておきましょう。

外ではまわりのモノに注意!

外ではへいが崩れたり、自動販売機がたおれたり、看板(かんばん)などが落ちてくることもあります。それらのそばには近づかないようにしましょう。

指示どおりにすばやく行動!

人ごみにいるときは、先生や係員の指示にしたがって行動しましょう。また、山間などのキケン地域に住んでいる人も、できるだけ早くひなんしてください。

荷物は最小限に!

あれもこれも持って行きたい気持ちはわかりますが、ひなんするときの荷物はなるべく最小限にまとめましょう。

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地震対策

懐中電灯日本は地震がひんぱんに起こるので、人々の地震対策に対する関心も高まっています。まずは、自分にできる対策を考えてみましょう。

よく言われるのは、家具や電気など倒れてきそうなものを固定することが大事です。キッチンやストーブなどの火の元にも日頃から使わないときは消す…というように気を配りましょう。

また、最近は耐震性の高い住宅がふえて、家そのものの地震対策もとられています。そのほかの地震対策としては、いざというときに必要なものをまとめて、荷物をつくっておくといいですよ。それから、ひなん場所の確認も重要な地震対策の一つなので、忘れないでくださいね。

必要なものリスト

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