top

advice

item

others

 
 

シマトネリコ

シマトネリコというと「バットの木」として販売しているところがありますが、それは間違いです。小さな葉が特徴的なシマトネリコは、現在プレゼント用や庭木のシンボルツリーとしても人気の高い観葉植物です。

シマトネリコ

【学名】

Fraxinus griffithii

【英名】

Griffith's ash

【和名】

シマトネリコ(島トネリコ) 別名:タイワンシオジ(台湾塩地)

【分類】

モクセイ科 トネリコ属 半落葉高木

【原産地】

沖縄、インド

【環境】

0℃以上 耐寒性


【種類】

「フイリシマトネリコ」「トネリコ(サトトネリコ)」「ヤマトアオダモ(オオトネリコ)」「アラゲアオダモ」「アオダモ(コバノトネリコ)」「マルバアオダモ」「ミヤマアオダモ」「シオジ」「ヤチダモ」など

【特徴】

シマトネリコは、暑い夏になると、小さくて白いカワイイ花を咲かせ、夏の終わり頃から秋にかけて小さな実を付ける植物です。小さいものは、室内の観葉植物として楽しめます。大きいサイズのものは、庭のシンボルツリーなどとして、取り入れられている庭も多いようです。それほど手入れをしなくても元気に育つのが特徴的です。冬になると落葉し、春になるとまた芽が出てきます。他には、鉢の植え替えや環境の変化によっても落葉することがありますので、注意してくださいね。冬場など、落葉がある時期に、室内にあると落葉を防ぐことも出来ます。

シマトネリコ 育て方

【水やり】

シマトネリコは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。

【育て方】

シマトネリコは、熱帯育ちですが、寒さに強いことから、観葉植物としてだけでなく、庭木やシンボルツリーなどとしての人気も高いです。さらに、もともと剪定の必要がほとんどないため、管理も楽といったこともあります。常に明るいところに置くことで、いつまでも青々とした小さな葉を楽しむことができるでしょう。見た目の美しさと育てやすさ、日本の気候と合うことから、庭木やシンボルツリーとしての注目が高まってきています。ただし、0℃以下になる場所には向かないので注意です。

【土・肥料】

観葉植物専用の土か、赤玉土(小粒)6、腐葉土4。春や秋に、固形肥料を与えます。

【植え替え】

シマトネリコは、4~6月、9~10月の時期どちらかに、植え替えを行います。鉢の底から、根が出て、根詰まりしている場合など、2年に1度のサイクルで植え替えを行うようにすると良いでしょう。直接植え込んである場合は、植え替えの必要はありません。

【増やし方】

シマトネリコは、4~6月くらいに、挿し木を行って増やします。白い花が咲いた場合は、種子で増やすことも可能ですが、シマトネリコは、1本では受粉できないため、別のもう1本のシマトネリコがなければ、なりませんので注意です。雌雄別株になります。

【病害虫】

シマトネリコは、病害虫の心配がほとんどない観葉植物です。

【豆知識】

シマトネリコは、日本では沖縄で見ることができ、海外では台湾などの亜熱帯地域に自生しています。自然に生えているシマネトリコは大きく生長します。ほのかの香りがただよう花が満開になることで、蜂が蜜を集めに飛びますので、苦手な方は、外に出さないほうがいいかもしれませんね。

【意外な一面】

シマトネリコは、雌雄異株の植物で、他にはイチョウなども雌雄異株として知られていますね。シマトネリコは、モクセイ科の観葉植物なので、独特のよい匂いがあります。光沢のある葉は、葉縁で波打っていて、光を反射すると美しいです。よくシマトネリコの木は、「バットの木」といって販売されているのをよく見かけるのですが、実はこれは間違いです。バットの木は、トネリコで、シマトネリコではないのです。アメリカでは、良く「アッシュ」と言われているものもトネリコのことで、「アッシュ」は、エレキギターの素材としても人気があります。アメリカ・メジャーリ-ガ-もアッシュのバットを良く利用しています。バットの素材は、トネリコやアオダモなのです。

観葉植物一覧