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ポトス

観葉植物の中でも、丈夫で育てやすく、水栽培で、簡単に増やせることができます。さらに、飾り方もいろいろとあり、成長することで、どんどん葉が大きくなっていきます。

ポトス

【学名】

Epipremunum aureum

【英名】

golden pothos(ゴールデンポトス)

【和名】

オウゴンカヅラ

【分類】

サトイモ科 エピプレナム属 常緑性多年草

【原産地】

ソロモン諸島

【環境】

半日陰 温度5~10℃以上



【種類】

「ポトスライム」「ポトスマーブルクィーン」など

【特徴】

ポトスは、つる性の葉の多い観葉植物で、グリーンの葉に白い斑が入っているものが、通常の「ゴールデンポトス(オウゴンカヅラ)」です。葉全体が、ライム色で斑がないものは、「ポトスライム」と呼ばれ、部屋全体を明るくすることができます。そして、白い葉に緑色の斑が入ったものが、「ポトスマーブルクィーン」です。緑・黄・白の斑が入るトリカラーもあります。別の色の葉を組み合わせて、寄せ植えしても素敵ですね。

ポトス 育て方

【水やり】

ポトスの土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えてください。夏場なら毎日、夏以外ならば、他の観葉植物と同様に与えてください。冬は、乾燥対策のため、保湿するのに霧水をかけるとよいでしょう。ヘゴなどの支柱を立てている場合は、その支柱も十分に濡れるように水をかけてあげてください。

【育て方】

ポトスの育て方として、特に気を付ける事は、比較的寒さには 弱いので、室内の暖かい場所に置いた方がいいです。春と秋に直射日光に当てた方が良いのですが、直射日光に当てると、全体的に黄色っぽくなってしまいます。元の緑色に戻したいのであれば、室内に戻してあげるといいでしょう。

【土・肥料】

観葉植物専用の土か、赤玉土(小粒)5・腐葉土5。春~秋まで液体肥料を与えます。

【植え替え】

ポトスは、5~6月が植え替えの適期になります。株が大きくなったら一回り、大きな鉢に植え替えます。2年に1回が目安です。伸びすぎた枝は切りつめておき、水挿ししておくと、新しい芽が出ます。植え替えたばかりのポトスは、水をかなり吸いますので、毎日水やりをしてください。土の状態が落ち着いたら、通常の水やりにするとよいでしょう。

【増やし方】

ポトスは、挿し木ができます。発根は容易で、水挿しで十分です。1~2節ずつ切り込んで茎挿しします。5~6月ごろが適期でしょう。他には、途中で茎が枯れてしまった場合など、葉の残っている部分を切り取り、水挿しします。水挿しして、根が10cm程度になったら、鉢などに入れ替えします。

【病害虫】

ポトスは、他の観葉植物と同様に、ハダニやカイガラムシなどが発生する場合がありますので、その予防法として、葉水をしてください。

【豆知識】

このポトス、つる性なため、いろんな仕立て方で楽しまれています。

「吊り下げ」:吊り鉢などでの仕立てで、上から下へとつるを下ろす方法です。この方法だとあまり葉が大きくなりませんが、途中で葉が枯れてしまうこともあります。他には、下ろしている、つるの重さで、全体的な形が悪くなることもあります。

「吊り上げ」:ポトスのタワー仕立てのことで、ヘゴや支柱などを鉢に立てて上の方へとつるを上げる方法で、見た目にも安定性があるので、会社などで置くのに人気です。支柱に根を張ることで、成長しやすくなるので、葉が大きくなりやすいのが特徴です。支柱ではなく、アーチにはわせることも可能です。いろいろと形を作り、余分な葉は、その都度切り取り、水挿ししておくとよいでしょう。

【意外な一面】

実は、通常私たちが目にしているポトスの葉の大きさは、まだ幼葉なのです。熱帯で見るポトスは、葉も大きく、切り込みが入っています。ですから、葉が大きくなるものだということを覚えておくとよいでしょう。ただ、こちらで、それほど大きくならない理由としては、気温が低めだと成長が止まることにあるのかもしれません。ポトスには、よくあることなのですが、根元の葉がすべて枯れてしまい、先端にだけ葉が残ることがあります。このような場合、見た目がどうしても悪くなりがちです。先端の葉を切り、そのまま水挿しし、残った茎は、枯れた葉をのぞきそのまま、しばらく放置しておくと、新芽が出てくる場合があります。葉がないので、成長が止まるだろうと予想していたのに対し、今まで、葉のなかった茎から、新芽が次々と出てきました。やはりポトスの生命力はすごいと感じてしまいます。耐陰性があり、性質も強く繁殖や管理もしやすいので初心者の方でも安心して楽しめる観葉植物が、ポトスです。

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