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ポニーテール

ポニーテールといえば、髪型を浮かべる方が多いようです。そのポニーテールは、子馬(ポニ)の尻尾(テール)からきているように、観葉植物であるポニーテール(ノリナ)もまた、姿形が子馬の尻尾に、似ていることから名付けられたようです。見た目にも可愛らしいポニーテールを育ててみませんか?

ポニーテール

【学名】

Nolina recurvata Beaucarnea recurvata

【英名】

Ponytail palm Bottle palm  Nolina  Elephant's foot

【和名】

ノリナ トックリラン(徳利蘭)

【分類】

リュウケツジュ科 トックリラン属 常緑小高木

【原産地】

メキシコ

【環境】

5℃以上 過湿を好む 耐寒性


【種類】

「レクルバータ」「ボーカルニア」「ビューカルニア」「ロンギフォリア」など

【特徴】

ポニーテールの線状の葉が、密集して反り返りながら垂れ下がる姿からポニーテールの相性で呼ばれているのですが、乾燥地を原産地とするので、土の乾き具合に注意し、いつも土が過湿状態になっているような事のないよう注意しましょう。ちなみに、ノリナという名前がついているのは、旧属性がノリナ属であったための名残りです。斑入りのポニーテールは、出始めたばかりで、希少ですが人気が高まっています。

ポニーテール 育て方

【水やり】

ポニーテールは、5月~9月は、生育期であるので、土の表面が白く乾いたら、たっぷりと水を与えます。ただし、過湿に弱いことから、水を与えすぎてしまうと枯れてしまうことがあります。できるだけ、乾燥気味に育てていくのがコツです。冬場も水をあげすぎると根腐れを起こしてしまうことがありますので、水の管理には十分気をつけてください。

【育て方】

ポニーテールは、陽光を求めることから、常に明るい場所に置くとよいでしょう。夏場、天気がよく、気温が高いときは、外へ出してあげるのもいいのですが、今まで室内にあったものを外に出す場合、急激な温度変化によって、枯れてしまうこともあるようですので、少しづつならさせてあげましょう。

【土・肥料】

観葉植物専用の土、赤玉土(小粒)7、腐葉土3。春~秋まで液体肥料を与えます。肥料を与えすぎると葉ばかりが伸びやすいため注意してください。

【植え替え】

ポニーテールは、5・6月に、2年に1度くらいに植え替えを行います。鉢の底から根が出ている場合なども植え替えを行うようにしましょう。あまり大きすぎる鉢に植えると、根腐れの原因にもなります。

【増やし方】

ポニーテールは、挿し木で増やすことができます。トックリランを挿し木することで、ポニーテールになります。しかし、挿し木したものは、トックリランにならないので注意です。トックリランにするためには、種子を手に入れる必要があります。種子から育てることで、トックリランにすることができます。種子は、発芽したら鉢に移植して日光によく当てて育てます。日光に当てないと基部が膨らまないので注意してください。

【病害虫】

ポニーテールは、病害虫の被害はあまりないようです。

【豆知識】

ポニーテールと呼ぶのは、実は、基部がふくらまない種類のことをいいます。基部の膨らむものをトックリランと呼びます。しかし、もともとは、同じ種類の仲間で、トックリランを挿し木して増やしたものが、ポニーテールになるのです。挿し木で増やしたものは、基部がふくらむことがないことから、このように分けられているのです。大きく成長した個体では、幹頂に直立した花序をだし、黄白色の花を咲かせますが、日本で大きくするのは、難しいかもしれません。

【意外な一面】

ポニーテールではなく、トックリランの基部には、水を蓄えているとのことで、トックリランは、ポニーテールよりも乾燥に強いとされています。ポニーテールは、初心者にも、管理が楽で、害虫もつきにくくおすすめの観葉植物です。多少水やりを忘れたとしても簡単に枯れるということもないもの特徴かもしれませんね。さらに、あまり大きくしたくない場合は、大きな鉢に植え替えしなければ、そのままの大きさを保っていることができるため、大きさ調整ができるのが特徴ですね。大きくなりすぎると、手入れや管理など、ついつい忘れてしまいがちですが、こんな可愛らしい姿ならば、忘れることがないかもしれませんね。贈り物にも最適なので、何かのプレゼントとしても喜ばれますね。

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