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アロエ

昔からあるアロエは、薬としてよく利用されています。医者いらずというだけあって、そのまま利用してもいいし、食べることもできるとあって、今も変わらず人気の高い観葉植物です。

アロエ

【学名】

Aloe arborescens

【英名】

Krantz aloe

【和名】

キダチアロエ キダチロカイ アロエ 医者いらず

【分類】

ツルボラン科(ユリ科) アロエ属 常緑低木

【原産地】

南アフリカ

【環境】

0℃以上 耐陰性



【種類】

「アロエべラ」「ケープアロエ」「不夜城」「鬼切丸」「ストリアータ」「乙姫の舞扇」「コウジニシキ」など

【特徴】

アロエの葉は、剣状で、灰緑色をしています。葉の縁には三角形のトゲをつけているのが特徴です。徐々に株が大きくなって12月~3月頃に赤の美しい花を咲かせます(品種によっては咲かないものも)。キダチアロエなどの果肉は、昼間食べると非常に苦くて食べられないのですが、なぜか夜になると甘くなるのです。アロエは便秘・胃腸障害・口内炎・風邪・鼻炎・火傷や切り傷など、いろいろな要素で応用されるため「医者いらず」と言われるようになったのです。

アロエ 育て方

【水やり】

アロエは多肉植物で、乾燥にはとても強いのですが、多湿に弱い観葉植物です。多湿になりすぎると、根腐れを起こしやすくなります。アロエの生育期の4月~9月は表面が乾いてから2・3日しての水やりで乾燥気味に管理します。秋からは徐々に水やり間隔を空けて、冬は完全に断水します。春は桜の開花期頃から水を与えます。

【育て方】

アロエは、強健で乾燥にも強くて、それほど手をかけなくてもすくすくと育ちます。さらに、水やりを頻繁にする必要もないことから、観葉植物を育てるのが苦手だという方にも育てやすいです。

【土・肥料】

サボテンや多肉植物専用の土か、赤玉土(小粒)5、腐葉土1、川砂4。春と秋に、固形肥料を与えます。

【植え替え】

アロエは、4月~6月に2年に1度くらい植え替えを行います。

【増やし方】

アロエは、挿し木や株分けで、増やすことができます。挿し木用に切り取ったものは、切り口を乾かしてから、植えてください。

【病害虫】

アロエは、カイガラムシが発生しやすく、放っておくと栄養分を吸われて枯れてしまうことがあります。

【豆知識】

アロエの食べ方を紹介します。アロエは、アロエベラを使います。アロエは切り取った面を下にしておき、苦味成分を取り除きます。適度な大きさに切り分け、皮の部分をむき、アロエの中のゲルの部分だけを残します。アロエゲルを熱湯にくぐらせ氷水につけて、水気をふきとれば、食べることができます。もちろん、そのまま刺身にして食べてもおいしいですし、てんぷらや酢の物、デザートなどでもおいしくいただくことができます。下ごしらえさえ、しっかりできれば、どんな料理にも利用することができますよ。アロエベラが増えすぎて困っている方は、食用にしてみるのもいいかもしれませんね。

【意外な一面】

古くから薬草として重宝されてきたアロエ、ヤケドや胃腸の薬としても非常に効果的です。口に含むと強い苦味を感じる事から薬用のみの用途でしたが、中には「アロエベラ」の様に苦味が少ない品種もあります。その為、最近ではヨーグルトなどにも用いられ、コンビニやスーパーでもその姿が見られます。健康にもいい観葉植物として、今も人気は変わりません。それこそ、アロエは現在、アロエジュース・アロエ茶・アロエジャム・アロエ化粧水など、さまざまな加工品が作られています。アロエは、血液浄化作用・美肌効果・糖尿病改善する効果があります。観葉植物としてだけではなく、健康のためにも利用してみるといいかもしれませんね。

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