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栃木県足利市名物ポテト入り焼きそば

名前だけではどんな焼きそばなのかわからないのが多いご当地焼きそばの中、名前だけで内容が想像出来てしまうのが栃木県足利市名物ポテト入り焼きそば。足利市を中心に桐生市などその一帯を巻き込んで大人気。実は、栃木にはもう一つ名物やきそばがありまして、こちらもスープ焼きそばと内容丸わかり。こういうストレートなネーミングが好きです。

ポテト入り焼きそばとは

ソースやきそばの具材に蒸したジャガイモが入っているのです。焼けたソースとジャガイモの組み合わせって、おいしいですよね。ちなみに栃木市ではジャガイモ入り焼きそばというんだとか。中身には差がないようなので、ここではポテト入り焼きそばに統一します。もともと栃木県はやきそば好きな県民で、その地方ごとに特色があるやきそばを作るようです。このポテト入りのほかにもスープやきそばなどもありますし、宇都宮あたりではソースやきそばが主流になっています。

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ポテト入り焼きそばについて

ポテト入り焼きそばはソースや麺は普通のものを使用することが多く、そこにジャガイモを入れることによってご当地やきそば「ポテト入り焼きそば」になるんですね。ソースは辛口で、ほくほくしたジャガイモの甘さを考えると、これが丁度いいわけです。麺は普通に丸麺。個人的にはソースが辛めなので、中~太麺の方がおいしいんじゃないかなと思います。でも、そこらは案外アバウトなようで、いろんな太さの麺が使われている様子です。

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スープ焼きそばについて

考えてみると、中華麺をスパイスの効いたアツアツスープに入れて食す、というのはそのままラーメンなんではないでしょうか? と、ツッコミが聞こえる気がしますが、違います。福岡には本当にラーメンを焼いた焼きラーメンと言うのがありますが、こちらはあくまで「ソースやきそばにしょう油スープを回しかけたもの」です。栃木県は塩原市の名物で、元祖のお店では発祥以来50年を数える人気メニューになっています。

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2つのやきそばの歴史

ポテト入り焼きそば最大の疑問が「なぜポテト?」というところですね。これには諸説ありまして、戦後物資不足の時代にジャガイモを足してボリュームを追加したとか、栃木はもともと「ポテトフライ」を名物にしていて、同じくソースを塗って提供している(しかも大抵は同じお店で取り扱っている)ので、そこから自然発生した、などがあります。スープ焼きそばのほうは、元祖のお店が釜彦食堂というお店で「出前のときやきそばにスープがこぼれたから」が開発のきっかけだったそうです。そんな偶然の出来事にも関わらず、このコラボが旨かったという事は、よほど両方の味がしっかり出来ていたんでしょうね。

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ポテト入り焼きそばのレシピ

スープやきそばのほうは、果てしなく難しい(やきそば探検隊・その3参照)ので、とても真似できませんでした。とにかく本物は栃木のほうで食べていただくことにして、ここではポテトを半揚げにするというアレンジを加ます。コッテリしてそうでイヤという人は、普通の蒸かしジャガイモを使用して下さいね。

材料(2人前)

  • 焼きそばの麺 2袋(イモの量によっては減らしても可)
  • ソース 適量(辛めのソース推奨)
  • 豚肉 100グラム
  • キャベツ 葉っぱ2~3枚ほど
  • ジャガイモ 数個(麺の1/3くらいの量までで、お腹と相談してください。)

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ポテト入り焼きそばの作りかた

幸いなことに麺とソースを初めとした具材はどこでも手に入るので、それなりのものが作れます。また、市販のフライドポテトを使用すると工程4,5を飛ばせます。ただ塩気が入っていますから、調味の際はその分を計算してください。

  1. キャベツ・豚肉・ジャガイモを一口大に切ります。
  2. ジャガイモはレンジにかけるか、蒸かします。
  3. フライパンの底が隠れる程度の油をいれ、加熱します。
  4. ジャガイモをざっと入れ、炒めるというか、表面をカリッと揚げる感じで。レンジで火が通っていますから、中まで加熱する必要はありません
  5. 余計な油を戻し、ジャガイモは別皿に取り分けます。油は良く切るように。
  6. 普通にキャベツ・豚肉・麺を使ってソース焼きそばを作ります。
  7. 焼きそばが出来たらお皿に盛り付け、空いたフライパンで、先ほどのジャガイモをソースで味付けします。ジュウジュウ焼いてしまいましょう。
  8. ジャガイモを載せ、好みでベニショウガ・青海苔などをトッピングしたら完成。

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