焼きうどんは焼きそば最大のライバル。管理人はどっちも好きですけど。
さて、この焼きうどん、歴史や雑学を調べてみると、かなり焼そばと縁が深いんですね。焼きそばと焼きうどんはどのような関係にあるのかといった雑学も気になるところです。
焼きうどんとは
名前の通り、焼そばの麺をうどんに取り替えたような・・・というか取り替えたものです。発売当初は本当にそれ以外の違いはありませんでした。しかし焼きうどんの認知度が高まると、さまざまなアレンジが加えられ、今ではまったくの別料理として知られるようになりました。アレンジの方向はやはり「うどん」なだけに、たれをソースではなくしょう油に変える、トッピングにカツオブシを使用するなど、和風ティストに仕上げるパターンが多いようですね。
焼きうどんの歴史
焼きうどんは、福岡県の小倉市で(現在は北九州市と合併)作られました。1945年と言いますから、ちょうど終戦直後で物資不足の折ですね。その当時焼きそばを作ろうにも中華麺が無いことに困った「だるま食堂」の店主が考えたものだそうです。この当時はうどんの乾麺を使用していました。ところが「代用品」として作られたはずの焼きうどんがことのほか好評で、全国でも焼きうどんはポピュラーなメニューとなりました。しかし全国区になった現在でも、乾麺を使用するところは小倉地域だけです。そのため、小倉地区の乾麺焼きうどんは、独特の食感とあいまって、福岡を代表するメニューの一つになっています。
雑学その1・麺対決!
まずは塩について話してみましょう。昔は塩でお給料が払われていたぐらい(サラリーマンの語源ですね)塩と言うものは貴重で、しかも生活必需品でした。そこで、ほとんどの国ではお国が管理して貴重な財源にしていることが多かったのです。日本でも2002年に完全自由化されるまで、かなりの制限がありました。日本の場合は、専売制開始直後の財源としての目的は薄れ、塩の安定供給を目的にしている部分が大きくなっていました。今でも日本の塩の自給率は15%前後と、かなり低い状態が続いています。周りが海だらけなのに、塩の自給率が低いっていうのは意外ですね。
雑学その2・ソースか? しょう油か?
焼きうどんも、今ではチルド食品として近所のスーパーで見かけることが多くなりましたね。カップ焼きうどんも焼きそばほどでは無いといえ、登場しています。さて、この市販の焼きうどんのたれは大きく分けるとソース、しょう油、塩の3つに分けられます。塩はまだまだ普及率が低いので、実際はソースとしょう油の戦いになるかと思います。歴史的には焼そばの代用で作られたわけなので、ソース焼きうどんが正統です。しかし、今ではしょう油ベースの普及率が高く、ほぼ半々の割合まで普及しました。ソース味焼きうどんのソースにも、しょう油が混ぜられていることが多く、やはりうどんはしょうゆ味なのでしょうか? さて、あなたはソース派ですか? しょう油派ですか?
焼きうどんのレシピ
焼きうどんの作り方を紹介してみましょう。市販の焼うどんソースを使うのもおいしいのですが、今回はソースもブレンドして和風ティストあふれる焼きうどんにしてみましょう。もちろん、たれをあわせるのが面倒な方は、添付されたソースや市販のものを使用してもかまいません。
材料(2人前)
- うどん 2袋
- 豚ばら肉 100グラム
- キャベツ 葉2~3枚
- ネギ 半分
- カツオブシ、ベニショウガ 適量
- 塩コショウ
たれの材料
- しょう油、おさけ 大さじ2杯
- ダシの元 小さじ1杯
- ソース 大さじ1杯(ウスターソース推奨)
- 焼肉のたれ 小さじ1杯(お好み隠し味として)
※ 以上を混ぜ合わせておきます。刺激が物足りなければコショウか唐辛子を少々追加。
焼きうどんの作りかた
それでは焼きうどんを作っていきましょう。市販のうどんは基本的に茹で終わっているので、暖めるだけで食べられます。なお、たれは管理人好みの濃い味なので、一気に全量混ぜないで、味見しながら混ぜてくださいね。
- キャベツをざく切り、豚肉は一口大に切り塩コショウ、ネギは小口切りにしておきます。
- うどんをボウルにあけ、水洗いします。表面には防腐用のおさけやぬめりがあるので、きれいに洗うのが今回のポイント。
- 洗ったうどんをそのままレンジにかけます。
- :その間に1の具材を炒めます。適当にいため終わったらたれを1/3ほどまわしかけ、ソースがジュウジュウ言うくらいまでしっかりと炒めます。
- 具材が香ばしく炒めあがったら、うどんを入れ、残りのたれをいれて調味します。
- 具材とたれ、うどんをしっかり混ぜ合わせたら皿に盛り、ベニショウガ・カツオブシを載せて完成。