11~2月に旬を迎える春菊は、夏のものに比べると栄養も豊富で甘味が増しています。冬の霜が甘くしてくれるんですね。春菊の香りや苦味が苦手、という人も冬の春菊を使って見るのはお勧めです。それに天ぷらにすることで、苦味がやわらぎます。
春菊は香りが良く、鍋物や天ぷらなどで親しまれている食材ですが、食用としている国は少なく、原産地のヨーロッパでは観賞用として知られています。日本には中国から室町時代に伝わってきました。
関東では茎の立っている株立ち型、関西では茎が立たず横に広がる株張り型が栽培されています。関西では菊菜とも呼ばれています。葉の大きさによって、大葉・中葉・小葉に分かれます。
さくさくした衣のシンプルな天ぷらです。スティック春菊という種類の春菊を使うとやわらかくて食べやすくなるので、苦手な人は1度試してみてください。
・事前に小麦粉をまぶすと、衣がつきやすくなります。
・春菊など葉ものは低い温度で揚げます。
春菊の天ぷらを作るときに、半量をとってかき揚げにすることもできます。ほかの具材と一緒に料理することで、春菊が苦手な人でも食べやすくなります。余った茎は味噌汁やきんぴらなどに使ってみてください。
彩りも良く、春菊とレモンのさわやかな香りが食欲をそそります。
じゃがいもやレンコンが入って、ふんわりとした食感の天ぷらです。