ごぼうの天ぷら

ごぼうの天ぷら

ごぼう

「ごぼう」って地味な印象がありませんか?食用としているのはほぼ日本だけなので、自然と和食として食べてしまうのかもしれませんね。「ごぼう」はいろんな味付けができて、子供からお年寄りまで安心して食べることができます。日本にしかない料理、「ごぼう」の天ぷらを味わってみませんか?

「ごぼう」ってどんな野菜?

「ごぼう」は古くから薬草として使用されてきました。ユーラシア大陸原産で、日本には10世紀頃中国から伝わってきました。現在は関東で根の長いもの、関西で根の短いものが栽培されています。

栄養

食物繊維…「ごぼう」の栄養といえばとにかく食物繊維です。イヌリンという食物繊維は糖尿病の予防に効果があります。ヘミセルロースという食物繊維は、便秘予防に効果があり、腸の働きを活発にします。
リグニン…木材によく含まれている成分で、大腸がんの予防に効果があります。

選び方

太さが均一でヒゲ根が少ないもの、持ったときにしっかりとした弾力のあるものを選びます。土がついているもののほうが日持ちがするので、そちらを選ぶようにしてください。

保存方法

土のついている状態で濡らした新聞紙にくるみ、冷暗所で保存します。自然に生えているときのように、縦にしておくと日持ちがします。

相性の良い食材

根菜類・山菜・きのこ類・チーズ・大豆・エビ・小魚・こんにゃく・ひじき・胡麻・牛肉・鶏肉・唐辛子・カレー粉…などなど。
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「ごぼう」の天ぷらのレシピ

シンプルで簡単な「ごぼうの天ぷら(ごぼ天)」です。皮とむくときのピーラーでむくと、また違った天ぷらにみえます。お好みでエビやにんじんなどを加えてみてください。

材料(4人分)
「ごぼう」…2本
揚げ油…適量

【衣】
小麦粉・片栗粉・冷水…各適量
作り方
  1. 「ごぼう」は5cmくらいの長さの細切りにし、酢水につけてあく抜きをします。
  2. ボウルに小麦粉と片栗粉を入れ、冷水で衣を作ります。
  3. そこへ水気を切った「ごぼう」を入れて混ぜ合わせます。
  4. 高温の揚げ油に箸で形を整えながらからっと揚げて、できあがりです。
ポイント

・「ごぼう」はなるべく細く切って、衣は薄くつけたほうがおいしいです。薄い衣の場合は、鍋に入れたあと、衣が固まるまでは触らないようにします。
・ごま油をお好みで加えて揚げてください。短い時間でサッと揚げるのがコツです。

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アレンジレシピ1:甘辛「ごぼう」の天ぷら

先に紹介した天ぷらは「ごぼう」を細く、衣は薄くつけたのですが、たれを絡めるときは衣を厚くつけると、たれがよく絡まります。

材料(4人分)
「ごぼう」の天ぷらの材料…4人分
白胡麻・一味唐辛子…各適量

【甘辛だれ】
水…100cc
さけ…大さじ1
砂糖…大さじ3
しょうゆ…大さじ2
みりん…小さじ1
作り方
  1. 「ごぼう」はささがきにして、厚めに衣を作ります。さっぱりとしたほうが好きな人は、薄くしてください
  2. 上のレシピと同じ要領で作ったら、鍋に甘辛だれの材料を入れて火にかけます。
  3. 沸々してきたら火を止めて、天ぷらに絡めてできあがりです。
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アレンジレシピ2:「ごぼう」と牛肉のかき揚げ

「ごぼう」と相性の良い牛肉を使ってみました。牛肉がメインになってもおいしいです。胡麻の香りが香ばしいかき揚げです。

材料(4人分)
「ごぼう」…1本
牛もも薄きり肉…200g
酢…少々
揚げ油…適量

【下味】
しょうゆ…大さじ1
さけ…小さじ1

【衣】
小麦粉・片栗粉・冷水・黒胡麻…適量
作り方
  1. 牛肉は細切りにし、下味をつけます。
  2. 「ごぼう」は皮をむき、縦半分にし、斜め切りにします。酢水につけて、あく抜きをします。
  3. ボウルに衣の材料を入れて衣を作り、牛肉と水気を切った「ごぼう」を加えて混ぜ合わせます。
  4. 高温の揚げ油で揚げて、お好みで粗塩を振ってできあがりです。
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