れんこんの天ぷら

れんこんの天ぷら

れんこん

「れんこん」とは蓮の根という意味があります。「れんこん」を食用としているのは日本や中国、インドなど一部の国です。「れんこん」は料理によってしゃきしゃきしたり、もっちりしたりと変化が楽しめます。こうした「れんこん」の特徴を知ることで、それを活かした、おいしい天ぷらが作れます。

「れんこん」ってどんな野菜?

原産地はエジプトとも中国ともいわれていますが、食用としてはインドが古い歴史を持っています。インドでは生命の象徴として、縁起の良い食べ物ですが、日本でもレンコンの穴は先が見通せて縁起が良いとされ、お正月やお祝いの席などに出されます。日本では茨城県の「れんこん」や、山口県の「岩国れんこん」が有名です。

栄養

ビタミンB12…貧血の予防に効果があります。
食物繊維…便秘を予防し、腸の働きが活発になります。
ムチン…レンコンの粘りのもとで、胃潰瘍や風邪の予防に効果があります。
タンニン…異を正常に保ちます。

選び方

穴の大きさが等しいもの・漂白していない自然な色のもの・しっかりとした硬さのあるものを選びます。また、切り口が変色していないものは風味が落ちていることがあります。

保存方法

土つきのものは新聞紙にくるみ、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。カットしてあるものは、ラップでしっかり包んで冷蔵庫に入れます。日持ちがしないので、早めに使い切りましょう。

相性の良い食材

レンコンの天ぷらというと、多くの人がはさみ揚げを連想するのではないでしょうか。はさみ揚げにぴったりな食材を紹介します。 根菜類・大葉・チーズ・明太子・海苔・ホタテ・鶏ささみ・大葉…などなど。
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「れんこん」の天ぷらのレシピ

しゃきしゃきとした歯ざわりが特徴です。お好みで下味をつけたり、たれや半熟卵で絡めたりといろんな食べ方ができる天ぷらです。

材料(4人分)
蓮根…250g
揚げ油…適量

【衣】
小麦粉・冷水…各適量
作り方
  1. 蓮根は1cmくらいの薄切りにし、酢水につけてアクを抜きます。
  2. 小麦粉を冷水で溶いた衣に、水気を切った蓮根をつけます。
  3. 160℃に熱した揚げ油で揚げてできあがりです。
ポイント

・酢水につけると粘りがなくなり、しゃきっとします。
・旨みがなくなるので、水分は切り過ぎないようにします。
・蓮根のシンプルな天ぷらは、低い温度で揚げるようにします。温度を低くしてゆっくりと揚げることで甘味が増します。

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アレンジレシピ1:「れんこん」のすりおろし天ぷら

蓮根はすりおろすと粘りが出てふわっとします。粘りを出すときは加熱調理は短時間で済ませます。醤油や天つゆなど、お好みのもので食べちゃってください。

材料
蓮根…10cm
長いも…20cm
ごぼう…1本
たまねぎ…1/2個
揚げ油…適量

【衣】
小麦粉…大さじ3
塩…小さじ1/2
作り方
  1. 蓮根と長いもはすりおろします。
  2. ごぼうはささがき、たまねぎは薄いくし型にします。
  3. ボウルにこれらの具材を入れ、塩と小麦粉を混ぜます。
  4. 180℃に熱した油で揚げて、できあがりです。
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アレンジレシピ2:「れんこん」のはさみ揚げおろし煮

はさみ揚げはいろいろな食べ方がありますが、おろし煮にするとさっぱりとして口当たりも良いので、食べやすい一品です。

材料(4人分)
蓮根…1節
片栗粉・大根おろし…適量
揚げ油…適量

【肉ダネ】
木綿豆腐…1丁
豚ひき肉…300g
片栗粉…大さじ2
しょうが汁…少々
ねぎのみじん切り…1本分
さけ…小さじ2
塩…少々

【つゆ】
だし汁…400cc
しょうゆ…大さじ4
さけ・みりん…各大さじ2
作り方
  1. 豆腐は重石をのせて水きりをします。水気が切れたら、豆腐を手でつぶして豚ひき肉と一緒に捏ねます。
  2. そのほかの肉ダネの材料を加えてよく練ります。
  3. 蓮根は皮をむいて薄くスライスし、水につけてアクを取ります。その後、水気を切って、両面に片栗粉をまぶします。
  4. 蓮根に肉ダネを大さじ1くらいずつ挟みます。
  5. 180℃に熱した油できつね色になるまで揚げます。
  6. 最後につゆをつくります。鍋に材料を入れて、煮立ったらはさみ揚げを入れて煮込みます。大根おろしを加えてひと煮立ちしたら、できあがりです。
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