天ぷらのおいしい食べ方

天ぷらのおいしい食べ方

天ぷら

食べる人によって天ぷらには好みがあり、食べ方も分かれると思います。けれど、「おいしく食べたい」「必要な栄養をしっかり摂りたい」というのは誰もが考えることではないでしょうか。盛り付けや薬味など、最後まで考えることによって、天ぷらをおいしく食べることができるんですよ。

盛り付けについて

天ぷらの盛り付け方は、食べやすさ・美しさ・味を損なわない盛り付け方が要求されます。天ぷらは淡白な味のものから、濃い味のものへと順に食べます。天ぷら同士が重ならないように、食べる順番を意識して盛り付けてみましょう。

奥にボリュームのあるもの、手前に小さいものを並べると、自然にきれいな盛り付けになります。食べにくい天ぷらやかき揚げは、あらかじめ切り分けて出すのも相手への気配りになって良いですね。

食べ合わせについて

食べ物同士の相性というのは、水っぽいスイカと油を使った天ぷらが良くない、といわれていますが、天ぷら同士の食材にも相性はあります。食べ物の相性について考えてみると、

1. 似た栄養を持つもの同士で相性が良いもの
2. お互いに足りない栄養を補い合うもの
3. その食材を使うことによって、体の負担を減らすもの

に分けることができます。
例えば、

・れんこんとごぼうは食物繊維が豊富な野菜同士で似たもの同士。
・なすは体を冷やすけど、大根おろしは体を温める。
・肉はコレステロールを上げるけど、魚はコレステロールを下げる。

という具合です。
特に天ぷらは油を使ってボリュームのある食べ物ですから、素材の組み合わせは考えて作ると、それぞれの食材の効果を充分に発揮することができるでしょう。

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薬味について

山椒
一般的に知られている粉末の山椒は、山椒の皮を粉末にしたものです。衣に混ぜたり、塩に加えたりして活用します。
塩で食べると素材のそのままの味が楽しめて、さっぱりとして体にも良いです。塩には、抹茶塩・ゆず塩・カレー塩・ハーブ塩・ココア塩など、様々な塩があります。
唐辛子
柚子こしょうにも含まれている唐辛子は、ビタミンAやビタミンCが豊富で夏バテ防止になります。
大根おろし
天ぷらの薬味で代表的なのが、大根おろしではないでしょうか。昔の天ぷらは味が濃くて古い油を使っていたため、大根おろしで口の中をさっぱりとさせたのが始まりといわれています。
ポン酢
ポン酢はかんきつ類によって、天つゆよりも酸味があります。淡白な味の天ぷらには大根おろしと一緒に食べるのが、特におすすめです。
柚子コショウ
すっとした香りが食欲を増します。コショウとは唐辛子のことで、ぴりっとしています。天つゆはもちろん、大根おろしやポン酢との相性も良いです。
レモン
塩で食べるときは、レモン汁も一緒にかけるとさっぱり度が増します。天つゆと一緒でもおいしいです。レモンに含まれるクエン酸は疲労回復や脂肪分解などの効果があります。
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そのほかの食べ方

お茶漬け…ごはんにだし汁やお茶をかけ、上に天ぷらやかき揚げをのせます。天ぷらの旨みが汁に溶け込んでするすると食べることができます。

天丼…ごはんに天ぷらやかき揚げをのせて、お好みのたれをかけます。余った天ぷらでも半熟の卵でとじればおいしくなります。

天そば・うどん…食べる人の好みによって、食べ方が違うのが天ぷらそばや天ぷらうどんでしょう。さくさくした天ぷらがつゆに程よくしみこんだところを食べます。

ハーブの天ぷら…香りの良いハーブも天ぷらにして、レモンや塩でさっぱりと食べることができます。白身魚など淡白な味の天ぷらと一緒に食べるのも相性が良いでしょう。

味噌汁…よく、採れたての山菜を味噌汁にして、苦く感じることがあります。天ぷらにして甘味が増した状態なら、味噌汁に加えても苦くありません。

天むす…おにぎりの上にエビ天がのっている天むすは、手軽にごはんと天ぷらを食べることができて、贅沢な気分を味わえます。

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