「かぼちゃ(南瓜)」というとつるつるした「西洋かぼちゃ」でこぼこしてねっとりとした食感の「日本かぼちゃ」ハロウィンでおなじみの「ぺポかぼちゃ」が有名です。外国でもパイやグラタンなどの調理法がありますが、日本で最もなじみがある料理は煮付けか天ぷらではないでしょうか。
日本に「かぼちゃ」が伝わってきたのは、17世紀のことでした。カンボジアから伝わってきたので、「カンボジャ」という言葉がなまって「かぼちゃ」と呼ばれるようになりました。
ずっしりとして重たくて色の濃いもの、表面は硬くてごつごつして、つやのないものを選びます。ヘタの部分がくぼんで見えるのは、大きく成長している証拠です。とくに亀裂が入っているものは、「かぼちゃ」が成長している様子を伺わせます。完熟した「かぼちゃ」の種はふっくらしているので、カットしているときの目安になるでしょう。
「かぼちゃ」というと、何といっても黄色い色が鮮やかな野菜です。これはカロテンの色で、カロテンが豊富な野菜(600μg以上)を緑黄色野菜といいます。「かぼちゃ」は黄色い色が濃くなってくると食べごろです。ですから、すぐに調理するのであれば色の濃いもの、すぐに調理しないのであれば、カットしていないものを置いて完熟するのを待ちます。ヘタが乾いてきたら食べごろですよ。
カットしてある「かぼちゃ」は、種をワタを取り除いてラップをして、冷蔵庫で保存します。カットしていない「かぼちゃ」は、冷暗所で2~3ヶ月持ちます。また、冷凍保存の場合は、カットした「かぼちゃ」を電子レンジで加熱したり、茹でたりしてから保存します。
ほくほくして砂糖を使わなくても程よい甘さなので、「かぼちゃ」の甘さや煮物の食感が苦手な人でも天ぷらなら食べられるかもしれません。
ほんのり甘い天ぷらの代表といえば「かぼちゃ」ではないでしょうか。「さつまいも」との相性も良いので、かき揚げにしてもおいしいですよ!
鶏そぼろのあんかけをかけてみました。とろ~っとしたあんが天ぷらに絡んでおいしいです。