せんべいの楽しみ

定番のせんべい その2


まだまだ定番の「せんべい」はありますよ~!

ここでは、お馴染みのものでも、ちょっぴり変わった「せんべい」を紹介していきましょう。

醤油やゴマの煎餅と比べて、もしかしたらたまにしか食べないかもしれないピーナッツや味噌、えび、唐辛子などの煎餅を見ていこうと思います。

目次

「ピーナッツせんべい」


「味噌せんべい」


「えびせんべい」


「唐辛子せんべい」

「ピーナッツせんべい」

ピーナッツせんべいの特長

ピーナッツ入りの「せんべい」は略して「ピーせん」とも呼ばれます。「ピーナッツせんべい」はクッキーやビスケットのようなほんのり甘い味わいで子供たちにも大人気です!

甘さは控えめなものが多く、そのぶんピーナッツの風味が際立っています。なかには渋皮つきのピーナッツを使っている「せんべい」もあって、絶妙の渋味が甘さとうまくマッチしています。
ピーナッツが丸ごと入っているものもあれば、食べやすいように細かく削られているものもあるんですよ。甘い「せんべい」が好きな人には、ぜひおすすめしたい一品ですね。

ピーナッツせんべいに使われるピーナッツ

ピーナッツは落花生とも呼ばれています。花が落ちて実が生まれることから名付けられました。日本で栽培されている品種は約9種類ありますが、煎餅に使われるのは千葉半立種という種類が多いようですね。

「ピーナッツせんべい」は千葉県の特産品の一つとしても知られています。ピーナッツはあの小さな粒にビタミンやミネラルなどの栄養成分がたくさん詰まっています。おいしくて、健康にいい「ピーナッツせんべい」、たまには食べてみてくださいね!

「味噌せんべい」

味噌せんべいの特長

「味噌せんべい」は京都のお菓子として有名です。見た目はやわらかそうなのに結構堅いんですよ、これ。半月形のかわいい「せんべい」です!昭和30年代以前には、よく食べられていたので懐かしいと感じるひとも多いのではないでしょうか。

原料に小麦粉、玉子、砂糖、蜂蜜、味噌を使った優しい味の「味噌せんべい」は今も多くの人に親しまれています。そのほか、味噌を使っている「せんべい」でもう一つ紹介したいのが、「ねぎ味噌せんべい」。こちらはお米で作られています。
この「ねぎ味噌せんべい」は埼玉県の名物になっているんですよ。深谷産生ネギの風味と甘み、味噌のコクと香りがとてもよく合っています♪埼玉の深谷産の生ネギは甘くて、しかもちゃんとネギの風味が味わえるのが嬉しいですね。

味噌せんべいに使われる味噌

味噌は日本でも昔から重宝されてきました。味噌の種類は大きく米味噌、麦味噌、豆味噌の3種類に分けられます。

「せんべい」には麦味噌や豆味噌がよく使われています。麦味噌は甘口味噌と辛口味噌に分類されます。別名を田舎味噌ともいいます。一方で豆味噌は愛知県、三重県、岐阜県で作られています。渋みのある濃厚な味が特徴です。三州味噌、八丁味噌、三河赤味噌、名古屋味噌など産地の名称で呼ばれています。

味噌にはイソフラボンや不飽和脂肪酸などのガンを抑制する成分が含まれています。また、ビタミンEやサポニンの働きで老化防止効果も期待できるんですよ。

「えびせんべい」

えびせんべいの特長

その名のとおり、この「せんべい」にはたっぷりの「えび」が使われています。そのため、口の中に広がる磯の香りが特徴的で、食欲をそそります♪「えびせんべい」は薄焼きで、あっさり塩味のものが一番「えび」の風味が際立ちます!もちろん、梅やチーズなど多くのバリエーションがあるので、お好みで楽しんでくださいね!

どれも、軽い歯ざわりで一口食べたら手が止まらなくなってしまいますよ。口に入れるとスゥーと溶けていく感じで、子供から年配の方までおいしく食べられます。

えびせんべいに使われるえび

甘みの強い「あかしゃえび」や「大えび」、「桜えび」など、お店によって使われる「えび」の種類は様々です。特に多く使われているのは「あかえび」という種類でしょう。

「あかえび」は沖合の漁場で、小型底引き網でとる8センチくらいの小さなエビです。普通はアカエビとサルエビの種類のことを指します。「あかえび」はたくさんとれるので、新鮮なものを安く買うことができるんですよ。

「唐辛子せんべい」

唐辛子せんべいの特長

辛いもの好きの人にピッタリなのが、この「唐辛子せんべい」です。一口に「唐辛子せんべい」といっても、辛さのレベルはピンキリ。ピリッとほどよく辛さのものから激辛まで色々あります。激辛もたま~に食べるのならいいですけどね…。

激辛の「唐辛子せんべい」の中には、あまりにも辛すぎるので唐辛子を片面にしかつけていないものもあるんですよ。勇気のある人は両面づけにチャレンジしてみてはいかかでしょう?ヒーヒー言いながら食べるのも「唐辛子せんべい」の醍醐味ですよ。だけど、くれぐれも無理しないように。

唐辛子せんべいに使われる唐辛子

「唐辛子せんべい」という呼び方をしますが、その多くはあの赤唐辛子をベースにした七味唐辛子を使っています。七味唐辛子は日本独特の調味料で、うどんやソバの薬味としてもよく登場します。

基本的には7種類の原料で作られますが、どんな原料を使うかは生産者によってちがいますね。おもにケシの実やミカンの皮、ゴマ、さんしょう、シソ、のり、ショウガなどが入っています。そのほか、一味唐辛子を使う場合もあります。こちらのほうが「せんべい」の辛味が増すのは言うまでもありません。

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