せんべいの楽しみ

せんべいおこわ(赤飯せんべい)


青森県三戸町の郷土料理の一つに「せんべいおこわ」があります。地元の人には昔から親しまれていますが、全国で何人この料理を知っている人がいるでしょう?

南部煎餅に「おこわ」をはさんだり、お赤飯をはさんだり…。いろんなバリエーションがあります。
みなさんも「せんべいおこわ」食べてみませんか?

目次

「せんべいおこわ」とは?


もう一つの「赤飯せんべい」?!


「せんべいおこわ」の里!青森県・三戸町


「せんべいおこわ」のレシピ

「せんべいおこわ」とは?

「南部せんべい」を使った料理といえば「せんべい汁」が有名ですが、もう一つ東北地方でよく食べられているのが2枚の煎餅で「おこわ」をはさんだ「せんべいおこわ」があります。この料理は別名「こびる(っこ)」とも呼ばれていて、昔からおやつとして頻繁に食べられてきました。

今は青森県三戸町の郷土料理となっています。また、「おこわ」ではなく、お赤飯をはさむ場合もあります。こちらは「赤飯せんべい」や「赤飯サンド」などと言われています。料理と言うほど立派なものではありませんが、おこわバージョンも、お赤飯バージョンも「南部せんべい」の塩気との相性が絶妙なんですよ!
おこわ、お赤飯のほかにも栗ご飯やタケノコご飯など、いろんなご飯で楽しめますよ。

もう一つの「赤飯せんべい」?!

愛知県名古屋市の名物といえば、味噌煮込みうどんや串カツ、手羽先などが挙げられます。ですが、それらと並んでお土産品として大人気の「赤飯せんべい」を忘れないでください!

上の項目で紹介した「赤飯せんべい」とは、ちょっと違うものです。これは、焼きおこし煎餅の生地に白米とお赤飯をのせて焼き上げています。というわけで、南部煎餅は使われていません。名古屋で一般的に行われる豪華な婚礼の際のお祝い品としても使われることがあり、おめでたい席にもぴったりの煎餅なんですよ。
もちろん、おやつとしてティータイムのお供にもどうぞ♪新感覚のクッキータイプの煎餅です。

「せんべいおこわ」の里!青森県・三戸町

青森県・三戸町は岩手県、秋田県との境にあります。北西部に山地が広がっていて、馬淵川、猿辺川、熊原川などが流れています。気候はわりと暖かく、冬も積雪量はそれほど多くありません。人口は1万3000人の小さな町です。

三戸町はお米やリンゴの生産地としてもよく知られています。11月のはじめにはリンゴの収穫が始まり、町のあちらこちらで収穫風景を見ることができ、町中にリンゴの甘酸っぱい香りが漂います♪また、三戸町には望郷大橋や城山公園など様々な観光スポットがあり、提灯祭りや三戸三社大祭などの四季折々の伝統行事なども行われます。

そのほか、国指定の文化財、県指定の文化財など数多くの歴史建造物があることも見どころの一つでしょう。それに三戸の人たちはとっても優しい!見知らぬ旅行客でも本当に温かく迎え入れてくれます。みなさんも一度、機会があれば三戸町に行ってみてはいかがでしょうか?

「せんべいおこわ」のレシピ

ここでは、これまで紹介してきた「せんべいおこわ」とは、ちょっと違ったレシピを紹介しましょう。このレシピは煎餅(おかき)が立派な食事になるんですよ。素朴だけど新しい味、みなさんも試してみませんか?これは某人気番組で紹介されていたレシピを参考にしました。

材料

お米:2合、水:2カップ、和風ダシ:小さじ1、おさけ:大さじ1、山菜の水煮80g、
おかき(しょうゆ味):100g

作り方

  1. 炊飯器にお米と水、和風ダシ、おさけ、山菜の水煮を入れて、そこに「おかき」を加えましょう。
  2. そのまま1時間ほどおいておき、「おかき」に水を吸わせましょう。
  3. あとは普通に炊飯スタートします。炊き上がったら下から切るように混ぜて、できあがりです。

三戸風!せんべいおこわの作り方

冒頭でも書きましたが、最後に三戸町風「せんべいおこわ」のレシピを紹介しましょう!
レシピというほどではありませんけどね。

「南部せんべい」を2枚用意して、できあがった「おこわ」を挟むだけです。

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