虹は何色?

虹色っていったい何色!? と思ったことありませんか? 虹を見ることができても、7つの色をすべて数えられる時は少ないとおもいます。さて、あなたは7色をすべて答えられますか? がんばって数えても5色くらいかな…? もっと虹がはっきりと見えるとうれしいですよね。

 

  虹は何色?

虹色は7色?

虹色は7色?

日本では虹は7色で作られているということが、あたり前になっていますね。あなたは虹を見て、7色だと感じられますか? 日本や韓国では虹を7色だというように考えられています。「赤・だいだい・黄・緑・青・あい・むらさき」の色だと本を見ても書いてあります。でも、7色すべての色を言える人って少ないのですよね。あい色ってふだんは使う言葉ではないので、忘れてしまいがちなんです。虹や光の話が日本に入ってきたのは明治時代に入るころでした。200年以上前のことです。そのとき、日本では「青・あい・むらさき」は区別して考えられていました。外国ではあい色を青と同じように使うこともあるのです。このような色からも国によって文化の違いが見られるのですね。

  虹色は7色?

どうして7色っていうのかなぁ?

どうして7色っていうのかなぁ?

太陽の光から作られている虹。太陽の光は色がありませんが、「プリズム」というものに光を通すと虹色に変わります。プリズムは、正三角形の透明な棒です。プリズムの中を通った光がでてくるときには虹色になっていて、虹色の光をもう1回プリズムに通すと見えない光へともどります。この光のプリズムが発見されたのは、350年ほど前のことです。引力を発見したことで有名なアイザック・ニュートンが見つけ出しました。そのニュートンが始めに虹色が7色だと言ったのです。なので、私たちが虹色を7色だというのは間違っているわけではありませんね。7という数字はラッキーナンバーとしても知られていますので、気持ちの良い数ですよね。

  どうして7色っていうのかなぁ?

国によって違う虹色

虹の色は、太陽の光の色を分けてあらわしています。そのため、赤色からむらさき色までたくさんの色が作られています。たくさんの色があるので、虹色だと思っている7色の中には入っていない黄緑やピンク色も見えますよね。はっきりと色を分けることはちょっと難しいことなのです。日本で虹の色が7色だということが広まったために、みんながそう思いこんでいるだけのようです。虹の色は、3色から数千色まで数えることができます。知っている色の名前を虹にあてはめて言うときっと10色を超えるかもしれませんね。日本以外では虹が7色だという考えがない国もあるんですよ。

虹は6色! 5色!

イギリスでは虹は6色だと言い、ドイツでは5色だと言われます。日本の虹とは見え方が違うのでしょうか? そうではなく、どこの国でも虹は同じように見えているはずです。太陽と水のツブは世界中の自然にあるものですよね。日本で言われている7色からあい色やオレンジ色をぬいて考えているのです。英語では、虹のむらさき色のことをバイオレットといいます。バイオレットの意味は花の「すみれ」なんです。日本では、むらさき色とすみれ色って少し違う感じがしますよね。

虹は4色! 3色!

虹は3色、4色でできているという国の人もいるのです。本当は、たくさんの色が見えていて私たちが見ている虹とは変わらないのですけどね。日本では、赤色のことでも朱色(しゅいろ)と呼んだり紅色(べにいろ)と言ったり、たくさんありすぎて全部の色を知っている人はほんのわずかです。日本語ではたくさんある色の言葉も、ほかの国では色を表現する言葉が少ない言語もあるために、多くの色で分けることができなかったのです。でも、光はもともと赤・緑・青の3色あるとすべての光の色が作れ、すべてを混ぜると透明で太陽光のような白い光になります。絵の具では、3色を混ぜると黒になってしまうのですが、光はとてもふしぎな自然のすがたをあらわしているのですね。くわしくは、虹と空の色の違いは?を読んでみてくださいね。

 

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