虹を作ることは、太陽の光と水があれば簡単にできるのです。水しぶきのたくさんある、ふん水や滝(たき)では、晴れている日に虹がつくられています。虹を見たくなったら、ちょっとこの実験を挑戦してみましょう。
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家で虹を作るときには、外で太陽の光を使って作りましょう。太陽の光はとても強いので、水のツブが大きくても小さくても虹色を作ることができるのです。 外に出て作る!虹を作るために必要な物は、霧吹き(きりふき)です。お花に水をあげる時にも使うことが多いですね。後は太陽の光! 雲っていて暗い日には太陽の光を受けることができないため、虹はほとんど作ることができません。 作り方まずは外に出て太陽の光を背中がわにして、色の暗い建物や、地面などを探してみましょう。太陽のある方向と逆の場所で探してくださいね。 では、霧吹きを何度かしてみて、細かい水のツブをたくさん出しましょう。 水のつぶのあたりに太陽の光が当たると、虹ができます。 太陽を背中に向けて、水しぶきを出すと虹が見やすいですよ。 ※太陽が高い位置にある時は、上手く虹を見ることができないかもしれないので、午前中や夕方にやってみましょう。また、ホースの口をせばめて水しぶきを出すことで、虹を作ることもできます。 お風呂場で作る!もし、おうちのお風呂に窓があって太陽の光が直接入るのであれば、シャワーを使って虹を作ることができます。シャワーの水(お湯)を弱めにだして、上に向けます。太陽の光が当たる場所に、水しぶきを持っていくと…虹が出来上がります。水の量を調節したり、角度を変えてみたりして、虹がどう見えるかを観察してみてください。いきおい良く水を出すと虹色をはっきりと見ることができます。 |
太陽光を使わなくても、電気の光で虹ができるのかどうか、実験してみてください。太陽はとても明るくて地球を照らしていますが、ひとつの光です。電気スタンドなどで試すときには、1種類の光(かい中電灯や電球)で試してみましょう。太陽の光が入っていると、電気の力で虹が作られたのかどうかがわからないので、暗い部屋で行ってくださいね。電気に背を向けて、霧吹き(きりふき)を使ってくださいね。もし、暗くて見づらいときには、白い画用紙などを置いてかくにんしましょう。 |
きりふきの水だけではなく、他のものを使って虹を作ることもできます。500mlのペットボトルを使います。ラベルをはがして、水をいっぱいに入れてフタをします。白い紙をスクリーン代わりにして虹をうつしてみましょう。太陽と反対の方向を見て、紙に自分の影が重なるようにします。水の入ったペットボトルを、太陽光に当てると明るい光が出てきます。その光を紙にうつすと虹色を見ることができます。見えないときには、紙とペットボトルの距離を変えてみましょう。
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