若い人にも電報をどんどん使ってもらおうと、ぬいぐるみ電報のサービスが始まってから久しくたちますが、現在では様々なぬいぐるみが用意されていて、若い人の中にも定着したようです。人形+電報とは、とてもいいアイディアですし、もらった方も思いがけない電報に、とても嬉しく思うでしょう。ただし、ぬいぐるみ電報を送る場合、場所も考慮しなければいけません。
弔電を打つ場合、人形のついた電報を打つ人はいないでしょうが、結婚式に祝電を打つ場合、ぬいぐるみ電報を打つ人は多いのではないでしょうか。式場でぬいぐるみ電報が多いと管理しにくいですし、夫婦となった二人が自宅に帰らず、そのままハネムーンに行く場合などは正直邪魔になってしまいます。ぬいぐるみ電報を送る場合、カップルのスケジュールをよく聞いてから送るようにしましょう。
人形の中でも、比較的大きめのぬいぐるみは抱きぐるみと呼ばれます。全身で抱くことのできるサイズのぬいぐるみで、癒し効果があります。小さなものとは違い、汚れても洗うことが困難ですが、洗えないぬいぐるみの方が少ないですので、お風呂場の浴槽などで手洗いしてみましょう。布と綿で出来ていますので、どうしても汚れやすく、ダニなどが発生して不潔になります。抱きつくことの多い人形ですので、清潔を保つようにしましょう。
赤ちゃんがそろそろ寝返りしそうな頃、手が届くか届かないか微妙な距離に、赤ちゃんにちょうどよいサイズの抱きぐるみを置いてあげましょう。赤ちゃんは抱きぐるみに触れたくて、必死に手を伸ばすでしょう。赤ちゃん用の抱きぐるみは、つかみやすいように、人形の手足が長くなっているものを選びましょう。鈴が入っていて、動かすと優しい音がなるようにできているものもあります。
あみぐるみは、毛糸で作った人形です。ぬいぐるみの中の1つです。昔から毛糸で作った人形はありましたが、あみぐるみと言う名前が定着したのは1980年代後半のことです。かぎ針1本であっという間にできるので愛好かも多く、数多くの本も出版されています。古くは、乳酸菌飲料の小さな空き容器に、毛糸で編んだドレス(?)を着せたりする趣味をもつ高齢者も多かったのですが、これもあみぐるみの1つと言っていいかもしれません。
コレクターの多いテディベア。自分で作るのを趣味としている人も多いですね。言わずと知れたクマのぬいぐるみですが、10月27日が『テディベアの日』になっています。この日は第26代アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトの誕生日でもあります。テディベアとルーズベルト大統領、どんな関係があるのでしょうか。
1902年秋、趣味の熊狩りにでかけたルーズベルト大統領は、その日、獲物をしとめることができませんでした。同行していたハンターが気をきかせ、年老いたアメリカグマの雌熊を追い詰め、最後の1発を大統領にお願いしたところ、『瀕死の熊を撃つのはスポーツマン精神に悖る』として、大統領は熊を撃つことはしませんでした。このことが同行していた新聞記者によって新聞に掲載され、翌年、このエピソードにちなんで、おもちゃメーカーが大統領の通称『テディ』という名前をつけた熊のぬいぐるみを発売しました。
こうして、この名前は広まり、現在でもバーモント州のおもちゃメーカーはテディベアカンパニーとして手作りのテディベアを販売しています。このぬいぐるみは永久保障制度がとられていて、破損した場合には無料で修理もしてくれます。本場アメリカだけではなく、日本を含む世界中でテディベアと名のつくぬいぐるみが販売されていますが、名前と実態が一致しているのは、このバーモント州のおもちゃメーカーだけでしょう。