橘寺は、奈良県の明日香村にある寺です。聖徳太子が生まれたとされる地に建てられています。用明天皇の別宮を太子が寺にしました。建てられた当初は、四天王寺式伽藍配置でとても規模が大きくて立派なものだったと想像されます。
伽藍
本堂(太子堂):1864年に再建されています。重要文化財の聖徳太子の坐像が本尊になっています。
観音堂:重要文化財の如意輪観音菩薩坐像が安置してあります。
二面石:右と左に善相と悪相が掘られている高さ1メートルほどの石が境内にあります。人の心の中の二面性を表わしています。
五重塔跡:橘の花をモチーフにした芯柱の礎石があり、過ぎ去った時を思わせるものです。