母と車で出かけて、私だけ車に残るときラジオを聴いていたくて、車のエンジンを切らないように頼むことがよくあります。 でも、これって環境のためにはよくないことなんですよね。 HOME MADE 家族のCMが話題となったアイドリングストップは、地球環境に優しい行為です。 エンジンをかけっぱなしにしない!皆さんも身近なところから省エネ対策を始めてみませんか?
自動車が止まっているときに、負担をかけない程度にエンジンを低速で回転させることをアイドリングと言います。 そのアイドリングを出来るだけしないようにしようというのがアイドリングストップです。 『テレビを見ないときは主電源を切りましょう』というのと同じこと。 今や、自動車は私たちの生活に欠かせないものになりましたが、その排気ガスは空気を汚します。 アイドリングストップをすれば余計な燃料を使わずに済んで、排気ガスも少なくなるし、いいことづくめですよ。
二酸化炭素などの排気ガスを減らして、環境保全に寄与します。騒音や悪臭も大幅に低減します。
燃料消費量を減らすことで、限りある資源の枯渇を防止します。
経費削減に貢献して、家計もラクになります。
アイドリングストップは、スイス、ドイツ、スウェーデン、アメリカ・ニューヨークでは法令で規制されていて、市民の間にもすっかり定着しています。 日本はというと、これはちょっと古い情報ですが、1997年の環境庁による全国アンケート調査では、アイドリングストップに関しての取り組みを行なった760件もの自治体、商工団体、企業などから報告がありました。
世界では地球温暖化や大気汚染などの環境問題、石油資源の枯渇問題など、いろんな問題が山積みになっています。 そこで、環境省は環境負荷軽減のための活動の一環として、アイドリングストップ運動を打ち出したわけですが、皆さんはアイドリングストップ装置があるのを知っていますか? この装置は、機械がスピードを察知して自動的にアイドリングストップが作動する状態になる優れものです。 メーカーや車種、燃料などに関係なく、どんな車にも取り付け可能で、誰でも簡単に操作ができる装置なんです。 これから、もっと普及させていくべき商品だと思います。
現在、全国各地でアイドリングストップ運動が行なわれています。
商店街や幹線道路で街頭キャンペーンを実施します。
車の運転手に向けて、夕方の帰宅時間帯にラジオ放送で普及啓発します。
店舗の入り口のドアなどにステッカーを貼り、お客さんに普及啓発を行ないます。 また、アイドリングストップ実践事務所にポスターを貼り、社有車にステッカーも貼って普及啓発を促します。
広報誌や電光掲示板などを利用して、多くの人々に広く普及啓発を行ないます。
公用車にステッカーを貼って、アイドリングストップを率先して実行することで、市民のお手本となってみせます。
家電製品などで、時刻・温度・時間などのモニター表示や内蔵時計、各種設定のメモリーの維持などのために常時消費される電力を待機電力と言います。 家庭消費電力の約10%が待機電力で消費されているという調査も出ています。 テレビやオーディオ機器の主電源を直接切るか、コンセントを抜くことで不要なエネルギー消費を抑えることができます。