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昆虫以外の食べられる生き物

昆虫以外の食べられる生き物

生物学上、「昆虫」と定義されているのは「体が頭・胸・尾に分けられ、胸から六本三対の足が生えている虫」となっています。この定義は学校の授業でも習うのですが、日常生活ではあまり意識することが無いため、昆虫以外の虫も昆虫に分類しがちです。この錯覚は昆虫食においても健在で、昆虫以外の虫も昆虫食の一種として認識されているのです。


  

昆虫以外の昆虫食

昆虫食の目的は、食料資源に乏しい状況下で効率よく栄養とカロリーを摂取することが出来る昆虫を食料とすることにあります。昆虫食が進むにつれ、不味い昆虫は食用から除外され毎日でも食べられる味を持った昆虫と味付けの知識が蓄積されるようになっていきました。

この昆虫食の進歩の過程において、昆虫に分類されない虫も昆虫食材に含まれるようになったのは栄養価よりも、味の良さが大きな要因となっているのです。

昆虫食の味を考える

昆虫食が現代に至るまで続いているのは、食文化において大きな要件となる「味」が良いからだといわれています。栄養分に優れていても、味が悪い食材は健康食品としての立場を確立することは出来ますが、日常的な食品にはなりえません。

毎日食べる食品は「飽きの来ない、毎日でも食べられる味」でなければならないのです。昆虫食は、見た目で損をしている食材ではありますが、味という観点では日常的な食品にも負けない味を持っているのは確かなことなのです。

昆虫以外の虫や生き物を食べるということ

昆虫食の延長として、昆虫に属さない虫や生き物を食べるのはそう珍しくないことです。食文化全体からすれば、虫を食べるのは爬虫類や両生類に属する動物を食用にするのと同じことなのです。

カエルやトカゲを食肉にするように、虫を食べることは自然なことなのです。また、昆虫以外の虫や生き物を食べることは食料資源という観点から見ても理に適っています。

昆虫は牛・豚・鳥や魚などに匹敵するタンパク源ですが、食用に適するサイズの昆虫が生息していない地域もあるのです。そう言った地域の場合、昆虫以外の虫や生き物は牛・豚・鳥や魚の代用として扱われることが多いのです。

昆虫以外の虫・生き物の食文化

では、どのようにして昆虫以外の虫や生き物が食用になっていったのでしょうか。

第一に挙げられる理由としては「飽食」があります。栄華を誇った古代ローマや古代ギリシャでは、上流階級の間に昆虫食が当たり前のように普及していました。つまり、普通の食材で作られる料理に飽きたが為に、普通は食べない食材を使った料理を追及していったのです。その結果が現代にも継承されていると考えられています。

第二の理由は「薬膳」です。中国において発達した薬膳は「医食同源」をテーマに、身体に良い食材を追求していたのです。それによって、身体を暖めたり冷やしたりする食材の組み合わせや体質や身体の状態に合わせた料理などが生み出されていきました。薬膳のための食材を開拓する過程で、昆虫や昆虫以外の虫や生き物が食されるようになったのです。

 

食用とされる昆虫以外の虫や生き物

では、昆虫以外の虫や生き物ではどのようなものが食用とされているのでしょうか。

ミミズ

ミミズは昆虫食の中でもイナゴに並ぶありふれた食材として知られています。それはミミズ食の愛好者によるパーティーや映画などがあるほどです。ミミズは乾燥させたものが漢方薬として扱われているほど、食用とすることに抵抗感が少ない虫だったのですが近年では敬遠されつつあります。

>> ミミズの詳細

サソリ

砂漠などに生息するサソリは、尻尾の針に神経毒を持つことで知られています。しかし、中国などではサソリを食材として扱っているのです。

>> サソリの詳細

タランチュラ

昆虫とよく間違われるクモも食用にされています。特にタランチュラは身肉が大きいので生息している地域では一種のご馳走となっています。

>> タランチュラの詳細

ナメクジ

ナメクジは丸呑みにする民間療法が存在しているのですが、ナメクジが寄生虫を媒介することが近年判明したため、食材には不向きといえます。

 

>> ナメクジの詳細


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