武田信玄ゆかりの地

武田信玄ゆかりの地

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武田信玄は、現代から約400年以上も前の人物です。そのため、その当時に立てられたままの建造物や当時の情景そのままの土地が残されているわけではありません。しかし、郷土愛というべき感情や歴史上の偉人を偲ぶために、武田信玄の領地であった山梨や長野には信玄ゆかりの地が幾つも残されているのです。

武田信玄ゆかりの地

武田信玄は、代々甲斐を治めてきた甲斐源氏・武田氏の嫡男として生まれた武将なので、豊臣・徳川時代に配された外様大名とは比べ物にならないほどの知名度と好感度を誇っているといっても過言ではないでしょう。山梨名物である「ほうとう」の中でも「美味いもんだよカボチャのほうとう」とされるカボチャ入りのほうとうは、武田信玄が好んで食べた武田軍の糧食が元と言われています。このように400年以上経った今でも、郷土の人にとって武田信玄の存在は別格であると言えます。

現在残されている信玄ゆかりの地

さすがに400年以上経過しているため、現代残っている「武田信玄ゆかりの地」は明治から昭和にかけて再建された場所が多いようです。武田氏が滅んだ後に破壊された場所や建造物も多く、当時そのままの状態で残っている場所はそう多くは無いのです。しかし、それでも当時の面影を残す場所も多く、戦国時代の空気に触れることが出来る場所ばかりなのです。

武田神社

武田神社は、武田信玄が居城としていた「躑躅ヶ崎館」の跡地に作られた神社です。大正四年に従三位を贈られたことをきっかけに、地元民の寄付で建設されました。境内には武田氏ゆかりの品々が展示された宝物殿などもあり、武田信玄の生きた時代に思いを馳せることが出来ます。

アクセス方法

JR甲府駅から山梨交通「武田神社」行きのバス、または「積翠寺」行きで約8分程度です。自動車の場合、中央自動車道から甲府昭和インターチェンジを降りてアルプス通りを富士見通り方向に直進して30分ほどです。

恵林寺

恵林寺は、武田氏ゆかりの寺院として有名な場所です。1582年の織田信長による武田狩りの影響で焼き討ちに合い「心頭滅却すれば火もまた涼し」の逸話を遺したことでも有名です。徳川家康による再建後1905年に焼失していて、二度再建されています。庭園は国の名勝に指定されるほどの風光明媚な美しさを保っています。武田信玄の墓所がある寺のひとつでもあります。

アクセス方法

甲府市から国道140号線を直進、または一宮御坂インターチェンジを下りて国道20号から国道411号に出て標識に従って進みます。

積翠寺

積翠寺は、武田信虎が築いた要害城のふもとにある寺で武田信玄誕生の地でもあります。信玄が産湯を使った「産湯天神」などの史跡があります。また、積翠寺周辺には温泉街が広がっており、信玄が愛した甲斐の温泉でリラックスすることが出来ます。

アクセス方法

甲府市から県道31号を上積翠寺町方向に直進。積翠寺の駐車場はスペースが狭いので注意。

甲斐善光寺

甲斐善光寺は、川中島の戦いの際に信濃善光寺が焼失することを恐れ信濃善光寺の本尊などを移しておくために武田信玄が創建したといわれています。本堂と山門は国の重要文化財に指定されています。「日本一の鳴き龍」や「阿弥陀如来像」など、文化的にも大変に貴重な宝物が納められています。

アクセス方法

国道411号線から「善光寺入り口」を直進。JRは身延線善光寺駅で下車。

大泉寺

大泉字は、信玄の父・武田信虎が開山した寺院で信虎没後は信虎の菩提寺となっています。霊廟には信虎・信玄・勝頼の武田三代が祭られています。

アクセス方法

バスは甲府駅北口から武田3丁目で下車。

入明寺

入明寺は、武田信玄の次男である海野信親とゆかりの深い寺です。現代の武田家の末裔の先祖にあたる信親は、武田家が滅んだ「天目山の戦い」の後で自害しています。信親が自害を図ったのがこの入明寺なのです。

アクセス方法

JR身延線南甲府駅で下車後、徒歩15分程度。

信玄公像

信玄公像は昭和44年に建立された銅像です。水戸市の水戸黄門像のように、市民や観光客に親しまれやすい場所に設置され、今日も甲府を見守っています。

アクセス方法

JR甲府駅南口から徒歩一分程度。

甲府五山

武田信玄は、後に出家するほどに仏教に深く帰依した戦国武将の一人です。信玄は、仏教を保護する政策を取った際に、京都や鎌倉にある五山にヒントを得て「甲府五山」を作りました。この甲府五山は、現在も武田家ゆかりの寺院としても親しまれています。

長禅寺

長禅寺は、武田信玄の母・大井夫人に招かれ信玄の教師役を務めた岐秀元伯和尚が住職を務めたお寺です。大井夫人没後は、大井夫人の菩提寺としても活用され甲府市民にも親しまれるお寺です。

アクセス方法

甲府駅南口から標識に沿って直進して徒歩15分程度。

東光寺

東光寺は甲斐源氏の祖といわれる新羅三郎義光によって開かれた、歴史のある寺です。東光寺には、信玄の長男である義信と信濃侵攻で滅ぼした諏訪頼重の墓所があります。

アクセス方法

JR身延線善光寺駅で下車し徒歩十分ほど。甲府駅からはバスで「善光寺入り口」まで行き下車後、徒歩10分。

能成寺

能成寺は、信玄の五代前の武田氏当主である武田信守によって開山されたお寺です。開山時には笛吹市にあったのですが、府中、甲府と移転を繰り返しています。現在は信守の菩提寺であり、「忠臣蔵」で有名な大野九郎兵衛の墓などがあります。

アクセス方法

JR身延線金手駅下車後、徒歩十分程度。バスでは「市立図書館入り口」で下車して徒歩10分ほど。

円光院

円光院は、武田信玄の正室であった三条夫人の菩提寺です。この円光院には三条夫人の墓所と信玄の墓所とされる塚があります。伝説では、信玄は病没後円光院で火葬されてから恵林寺に埋葬されたとされているので、円光院にあるのは「ここで火葬された」という塚なのです。

アクセス方法

甲府駅北口から武田通りを直進、護国神社入り口交差点で右折。バスの場合は積翠寺行きに乗り「護国神社前」で下車して徒歩十分ほど。

法泉寺

法泉寺は武田氏の中興の祖といわれる武田信武によって開山されたお寺です。法泉寺には、信武と武田氏最後の当主となった勝頼の墓所があります。当時の住職である快岳和尚によって遺髪などが埋葬された「歯髪塚」と、その目印となる桜があります。

アクセス方法

県道六号を直進し、「総合グラウンド入り口」交差点で右折し、緑が丘球場を直進し案内看板通りに右折していきます。甲府駅からは塩部バス停で下車。

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