栽培されている野菜と違い、山菜はよく分からないけれど、体に良い食べ物のような気がしませんか?自生している山菜には自然の恵みがたくさんつまって栄養も満点です。そして、様々な効果があることも分かっています。
血圧を下げる効果のある山菜を紹介しましょう。
アシタバ
アシタバの葉や茎には、血圧を低下させる作用があり、動脈を弛緩させる成分も含まれていて、高血圧の予防に効果があると言われています。
抗酸化作用のある山菜を紹介しましょう。
たらの芽
タラノキのエタノール抽出液は。抗酸化酵素を活性化させたり、血清中のビタミンEの濃度を高めるため、抗酸化力を強くします。血清中の脂質の濃度も下げる働きがあります。
ワラビ・ゼンマイ
ワラビとゼンマイには、ラジカル消去活性があり、ポリフェノールの含量と密接に関わっていると言われています。
コゴミ
かなり強い活性酸素消去機能を持っていて、ラジカル消去成分として、クロロゲン酸、アミノ酸の一種、L-O-カフェオイルホモセリンが報告されています。
ウド
ウドには強い抗酸化性と、ラジカル消去活性があります。主な成分はクロロゲン酸で、フラボノイド、ケルセチン、ケンフェロールも含まれています。
糖尿病を予防する効果のある山菜を紹介しましょう。
たらの芽
たらの芽には、サポニンの一種で、エラトサイドという、糖尿病を予防する成分が含まれています。ブドウ糖の吸収を抑え、食後に急激に血糖値が上がることを防ぎます。
アシタバ
アシタバに豊富に含まれる2種類のキサントアンゲロールと4-ハイドロキシデリシンと言う成分は、インスリンのような働きをするため、血糖値の低下が期待できます。ラットでの実験では実際に血糖値が低下しています。
脂質代謝のよくなる山菜を紹介します。
アシタバ
ラットを使って、アシタバの脂質代謝を調べたところ、血清HDLの増加、肝臓トリアシルグリセロールが低下することがわかりました。
食べると鎮痛作用のある山菜を紹介します。
ウド
ウドには鎮痛効果があることが分かっています。その成分を、効果のある量で服用すると、鎮痛、低体温、麻酔の持続などの効き目があります。
抗菌作用のある山菜を紹介します。
ワサビ
ワサビに抗菌作用があるのはご存知の人も多いでしょう。ヘリコバクターピロリに対しての抗菌性を調べると、葉が最も強いです。もちろん根を含む、全ての部位で抗菌性が確認されています。
解毒作用のある山菜を紹介します。
ワサビ
発ガン物質に対する防御は、解毒酵素が増加するためで、抗酸化反応を活性化、転写因子の限局化を誘発、結果として、解毒経路を活性化させます。
抗腫瘍作用のある山菜を紹介します。
たらの芽
たらの芽に含まれる成分に、がん細胞のプログラム化された細胞死を通常細胞よりも促進することが分かりました。がんの治療への応用が期待される成分です。
行者ニンニク
行者ニンニクに含まれるアリシンが熱科学的に変化した成分は、がん細胞株に対して、細胞毒性を示しているため、抗腫瘍性に繋がります。
アケビ
アケビに含まれるサポニン類は、がん細胞に対して細胞毒作用があるため、抗腫瘍作用が期待できます。
抗アレルギー効果のある山菜を紹介します。
フキ
フキに含まれるフキノンという成分には、抗アレルギーの作用があります。アレルギー症状を起こすヒスタミンが、体内に出されるのを防いだり、鼻づまりの原因になる物質の体内への放出を防ぐ作用があります。
抗血栓作用のある山菜を紹介します。
行者ニンニク
にんにくや行者ニンニクには、強い抗血栓剤の成分が含まれています。フライパンなどで調理すると、その成分がぐんと増えます。