ワイヤープランツの鉢の表面の土が乾いてきたら、水をたっぷりと与えます。水切れを起こすと、葉が乾燥してしまいチリチリになり、枯れてしまう原因にもなります。適度に葉水も与えるとよいようです。
0度まで耐える事が出来る非常に耐寒性に優れた植物で、あまり日当たりが良くない場所でも育てられると言う特徴を持ちます。ワイヤープランツは、霜にあたるとカラカラに乾燥してしまいます。霜がある時期は、室内で冬越しさせるとよいでしょう。また、ワイヤープランツは、葉が落ちやすい観葉植物です。すべての葉が落ちてしまったとしても、春には新芽を出すことも多いです。他には、成長しすぎて樹形を損なってきたら、適度なところで切り戻せば、 その部分から新しい芽が出てきます。
ワイヤープランツは、水はけが良い土が適しています、出来れば腐葉土などを混ぜておくと良いでしょう。生育期である春から秋にかけて、出来るだけ液体肥料を与え続けます。
ワイヤープランツは、5・6月と9月に、植え替えを行いますが根詰まりや底から根が出ている場合のみ必要となります。特に問題が無ければ、行わなくても大丈夫でしょう。
ワイヤープランツは、5・6月と9月に、株分けや挿し木ができます。挿し木したものは、芽が出るまで、水切れを起こさないように明るい日陰で育てましょう。ワイヤープランツは、花が咲くと、果実ができて、その中から種子ができます。その種から増やす方法もあります。
ワイヤープランツは、アブラムシやハダニが発生することがありますので注意です。ワイヤープランツのように葉の細かいものは、害虫をすべて駆除するというのは、かなり大変です。ある程度、剪定してから対処することも考えたほうがいいかもしれませんね。それほど大きくないのであれば、葉のない状態になるくらいまで剪定して、新しい葉の芽が出ることを祈るなど。害虫がつかないように、常にきちんと管理しましょう。
ワイヤープランツは、他の観葉植物と一緒に、寄せ植えすることができます。高木になり、葉が上にしかない観葉植物などは、植木の足元に一緒に植え込んだり、ハンキングにしたりするのもおすすめです。最近流行りの苔玉で、販売されているものもあるのですが、苔玉のままでは、あまり生長しないので、大きく生長させたいと思うならば、しっかりと鉢植えに植え替えを行ってください。トピアリーにしたり、リース状にしたりと、いろいろとアレンジができるワイヤープランツは、アイビーやプミラなどと同じように、人気も高いようです。
ワイヤープランツは、外で地植えすると、枝が太く強健になるのに対し、室内で育成すると枝が細い状態になります。その環境に合うように、植物が適応しているといってもいいでしょう。さらに、ワイヤープランツの花は、環境さえ合えば咲くようですが、じっくり観察していないと気づかないことも多いようです。ワイヤープランツの花は、白く小さな花です。その花が実になるのですが、実はゼリー状で、その中に、黒い小さな種があります。なかなか見ることはできませんが、観察してみてください。