ドラセナは、春から秋までが成長期なので、鉢土の表面が白く乾いたら十分に与えます。9月〜10月までは、生育が旺盛です。最低気温が20℃以下になった時は、水やり回数を減らし、乾燥気味に管理します。時々、葉水も与えるといいでしょう。
ドラセナは、もともと耐陰性ではありますが、たまに日光浴させるといいでしょう。日照不足になると、葉の色が変わってくることがあります。葉の色や根の状態など、普段の手入れをしていれば、問題のないことです。
観葉植物専用の土か、赤玉土(小粒)7、腐葉土3。春〜秋まで液体肥料を与えます。
ドラセナは、2・3年に1度、根詰まりや根腐れ、葉が枯れてしまった時など5月〜6月の間に行います。9月までには植え替えを終わらせないと冬越しできなくなることもあります。
ドラセナは、5月〜6月に、水挿しや挿し木にします。直射日光を避け、明るく風ない場所に置き、根が出て発芽したら土に植え付けます。
ドラセナは、空気の乾燥により、カイガラムシやハダニが発生します。
ドラセナの名前の由来は、ドラセナの品種の「ドラコ」の樹液が赤い色をしていたことから「龍の血(Dragon’s Blood)」とも呼ばれたため、「ドラセナ」という名前になりました。「幸福の木」の名前は、「コルディリネ・テルミナリス・ティー(Cordyline Terminalis ‘Ti’)」というハワイにあるドラセナから由来してきていると言われています。このハワイのドラセナは、別名ハワイアン・グッドラック・プラント(Hawaian Good Luck Plant)と呼ばれ、ハワイでは伝統儀式や腰みのに利用され、縁起のよい観葉植物とされています。ただ、日本では、「フレグランスマッサンゲアーナ」の事を幸福の木と呼ぶことが多いようです。台湾では「サンデリアーナ」の葉をむしって茎だけの状態にしたものを「ミリオンバンブー」と呼び、開運や金運を呼ぶ観葉植物とされています。ドラセナは、縁起が良いとされる観葉植物が多く、新築祝いや開店祝いなどのお祝いへのプレゼントにされることも多いです。ドラセナは、大きく成長させると、花を咲かせることがあります。ドラセナフレグランスという「フレグランス」は、その花の香りがいいことから、名づけられたようです。なかなか、花を咲かせることは難しいですが、もし、花が咲いたら、その香りを楽しんでみてください。
ドラセナの品種のひとつであるコンシンネは、幹がやわらかいことから、自分で自由自在に形を作ることができます。剪定し、針金やひもなどで、好みの形を作り、しばらくそのままにしておくことで、その形を維持させることが可能なのです。ただ、バランスを考えなければ、鉢が倒れてしまうこともあります。他には、冬場、寒い時期が苦手なドラセナは、葉がすべて枯れてしまうことがあります。これは、寒さによる枯れなので、春に再び新しい芽を出しますので、あまり水を与えず休眠状態にしておくとよいようです。