観葉植物

セロームの育て方

【水やり】

セロームは鉢の表面の土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。冬場は、水をあげすぎると根腐れを起こしやすいので、控えめにします。葉が乾燥しやすいので、葉水を頻繁に与えましょう。

【育て方】

セロームは、夏の強い光や寒さ(霜・凍結)に弱いのですが、光量が少ないと葉の色が悪くなったり、葉が垂れ下がってきたりする場合があります。元気がないなと感じたら、適度に日光浴させ、それでも元気にならない場合などは、根の状態を確認してみるとよいでしょう。しっかりと管理してあげることが大切です。

【土・肥料】

セロームは観葉植物専用の土、赤玉土(小粒)6、腐葉土4。春〜秋まで液体肥料を与えます。

【植え替え】

セロームは5〜6月が植え替えの適期です。株が大きくなったら一回り大きな鉢に植え替えます。2年に1回が目安です。

【増やし方】

セロームは株分けができます。次から次へと根のほうから、子株ができるので、株分けして増やします。種子で増やすことも可能ですが、大株でなければ開花しないことから難しいようです。子株を切り離したときは、切り口をしっかり乾燥させてから植え付けしないと、腐ってしまうこともありますので注意です。

【病害虫】

セロームなど、サトイモ科の観葉植物は、一般的に軟腐病になりやすく、ハダニが発生しやすいです。

【豆知識】

セロームは、もともと大木に寄りかかるようにして周囲に気根を張り巡らせて生活しているのです。故に通常栄養を吸収している根だけでなく、太めの木根を沢山伸ばしているのが特徴です。ただし、これは例外を除いて成長には全く関与しませんので、植え替え時などに、邪魔になるようなら剪定して切り落としても問題はありません。セロームの葉が、枯れてしまうことがあります。それが古い葉であるなら、成長に問題はないです。新しい葉が増えることによって、古い葉を落とすのは、観葉植物にはよくあることです。枯れてしまった葉は、そのままにしておかず、切り取っておきましょう。他には、環境が変わったり、植え替えをしたばかりの観葉植物は、植物にストレスがかかり、枯れてしまったり、色が悪くなってしまったりすることが多いようです。しっかろ見守ってあげましょう。

【意外な一面】

セロームは、環境によっては、生長の早さも違います。環境があっていれば、どんどん大きく生長していきますし、環境があっていないと、元気がなくなったり、なかなか生長しなかったりします。室内に置く分には、それほど環境の変化がないように感じますが、夏場のエアコンや冬場の暖房などによっても大きく変化します。セロームは、大きくなると花を咲かせます。カラーや水芭蕉のような花です。大きく生長しなければ、なかなか見られませんが、花を咲かせるつもりで、育ててみてはいかがでしょうか?

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