観葉植物

シマトネリコの育て方

【水やり】

シマトネリコは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。

【育て方】

シマトネリコは、熱帯育ちですが、寒さに強いことから、観葉植物としてだけでなく、庭木やシンボルツリーなどとしての人気も高いです。さらに、もともと剪定の必要がほとんどないため、管理も楽といったこともあります。常に明るいところに置くことで、いつまでも青々とした小さな葉を楽しむことができるでしょう。見た目の美しさと育てやすさ、日本の気候と合うことから、庭木やシンボルツリーとしての注目が高まってきています。ただし、0℃以下になる場所には向かないので注意です。

【土・肥料】

観葉植物専用の土か、赤玉土(小粒)6、腐葉土4。春や秋に、固形肥料を与えます。

【植え替え】

シマトネリコは、4〜6月、9〜10月の時期どちらかに、植え替えを行います。鉢の底から、根が出て、根詰まりしている場合など、2年に1度のサイクルで植え替えを行うようにすると良いでしょう。直接植え込んである場合は、植え替えの必要はありません。

【増やし方】

シマトネリコは、4〜6月くらいに、挿し木を行って増やします。白い花が咲いた場合は、種子で増やすことも可能ですが、シマトネリコは、1本では受粉できないため、別のもう1本のシマトネリコがなければ、なりませんので注意です。雌雄別株になります。

【病害虫】

シマトネリコは、病害虫の心配がほとんどない観葉植物です。

【豆知識】

シマトネリコは、日本では沖縄で見ることができ、海外では台湾などの亜熱帯地域に自生しています。自然に生えているシマネトリコは大きく生長します。ほのかの香りがただよう花が満開になることで、蜂が蜜を集めに飛びますので、苦手な方は、外に出さないほうがいいかもしれませんね。

【意外な一面】

シマトネリコは、雌雄異株の植物で、他にはイチョウなども雌雄異株として知られていますね。シマトネリコは、モクセイ科の観葉植物なので、独特のよい匂いがあります。光沢のある葉は、葉縁で波打っていて、光を反射すると美しいです。よくシマトネリコの木は、「バットの木」といって販売されているのをよく見かけるのですが、実はこれは間違いです。バットの木は、トネリコで、シマトネリコではないのです。アメリカでは、良く「アッシュ」と言われているものもトネリコのことで、「アッシュ」は、エレキギターの素材としても人気があります。アメリカ・メジャーリ−ガ−もアッシュのバットを良く利用しています。バットの素材は、トネリコやアオダモなのです。

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