オーガスタは、鉢の表面の土が乾いたら、水をたっぷりと与えます。過湿は好みませんので乾燥気味に。冬場は、水を与えすぎると根腐れの原因になりますので、控えめに。
オーガスタは、生育期(5〜9月)にかけては、戸外の日陰に置くか、地植えにすると良く育ちます。室内の場合は出来るだけ明るい場所に置きます。寒さには強い植物ですので、室内に置いておけば問題なく越冬できます。葉が枯れても春頃には新しく出てきます。強い風が吹いている場合は、葉が切れてしまうことも考えられます。
観葉植物専用の土と牛糞1か、赤玉土(小粒)6、腐葉土3、牛糞1。5・7・9月に固形肥料などを与えてください。
オーガスタは、根がよく伸びるので、5・6月頃に植え替えをします。できることなら、毎年か、2年に一度の植え替えが必要です。植え替えをしないでいると、根の成長によって鉢植えを壊してしまうこともありますので、鉢の底から根が出始めているようなら、植え替えを行うようにしましょう。
オーガスタは、5月〜6月に株分けができます。3芽くらいついたら、株分けするとよいでしょう。種まきもできますがなかなか開花しないので難しいです。
カイガラムシがつきやすいので、見つけしだい歯ブラシなどでこすり落とす。
一般的に、オーガスタと呼ぶ品種として「ストレリチア・ニコライ」の事を言うのですが、実は「ストレリチア・アルバ」の事をオーガスタと呼ぶのが正しいのです。しかし、現在、名前が混ざってしまっています。もともと、ニコライとアルバは別の種類です。
オーガスタの仲間として、旅人の木やヘルコニアの種類がありますが、同じようにバナナのような葉の形が特徴的です。タビビトノキ(旅人の木)の名前の由来は、葉鞘部に水が溜まり旅人がこれを利用することからついたという説と、葉が2並列して一定方向に並ぶことから、方角を知ることができたからだという説もあります。観葉植物は、日本に入ってきたときに、通称としての名前がつけられることも多いですね。オーガスタもそのひとつです。それこそ、違う植物だと思っていたら、同じ植物だったということもあります。そんな、観葉植物がお部屋の中にあることで、冬に乾燥する部屋などでは、観葉植物の蒸散作用の効果で、湿気を葉から出し、生きた加湿器の役割をしているのです。特に葉の大きい観葉植物である、オーガスタなどは、葉が大きい分、蒸散する面積が大きいのでかなりの効果が得られるようです。見た目で選ぶことも多い観葉植物ですが、自宅の部屋の環境に対応する観葉植物を購入すると身体にもよい効果が得られるのではないでしょうか?オフィスなど、広い室内にも大きな葉のオーガスタを置くことで、癒しになり、空気清浄化や蒸散作用を得る事ができます。