よく分かる鏡の世界

鏡で部屋を広く見せる

狭い部屋を少しでも広く見せたい…これは、多くの人が思っていることでしょう。今の日本の住宅事情を考えると広い家に住むのは、そう簡単なことではありません。なので、いかに広く見せるかが大事になってきますよね。そこで、鏡を使って部屋を広く見せる方法を紹介していきましょう!

なぜ広く見えるの?

鏡は部屋を広く見せるために不可欠なアイテムと言われています。このため、様々なお店やレストランなどには鏡がよく置かれていますよね。ですが、どうして広く見せることができるのでしょう?それは鏡を置くと、他の壁がそこに映り込んで、実際のスペースよりも奥行きを感じるようになるからです。あくまでも広くなったように感じるだけのことで、目の錯覚をうまく利用した方法と言えるでしょう。

まずは鏡を用意!

まず、鏡を用意しましょう。家に適当なものがあればそれを使ってもいいですし、もしなければ購入を検討してみてください。

大きさ

部屋を広く見せるために使う鏡は、姿見鏡や上半身が映るものというように、少し大きめのサイズを選ぶようにしましょう。映り込む面が広ければ広いほど、部屋の奥行きがたっぷりあるように感じます。もちろん、設置場所のスペースとのバランスを考えることも重要になります。

フレームや素材

せっかくなら、鏡のフレームの色や素材などにもこだわりたいものです。部屋の雰囲気に合わせて選ぶといいですよ。物の少ないスッキリとした空間にはシンプルなデザインで、フレームも木製などナチュラルなものがいいですし、反対に豪華な感じの空間には金属製のフレームに彫刻が施してあるものなど、高級感漂うものをおすすめします!

効果的な置き方

鏡にも部屋を広く見せるための効果的な置き方(掛け方)があります。ちょっとしたポイントをおさえれば、あなたの部屋も見違えるほど広く見えちゃいます!

片付いた場所に

当たり前ですが、ごちゃごちゃと物が溢れかえっているところに鏡を設置しても、かえって狭さや汚さを際立たせてしまうことになります。できるだけ、使わないものは片付けて、まわりがキレイなところに設置しましょう。窓際に置いている観葉植物や外の緑、絵画がきれいに飾られた壁など…そういったものが映るところが、鏡の設置場所として向いています。

玄関まわりに

靴をはじめ、細々としたものでどうしても狭くなりがちなのが、玄関ではないでしょうか。狭い玄関を広く有効に使うには、鏡が効果的です!玄関に設置していると、お出かけ前の身だしなみチェックにも重宝しますね♪玄関を入ってすぐのところや、意外と圧迫感のある玄関収納の扉などに大きめの姿見鏡を付けると、グッと奥行き感が出ます。 ただ、扉などに取り付ける際には、鏡の重さも考慮して下地がきちんとしているかどうかを前もって確認しておくようにしましょう。

鏡と組み合わせて

このほか、鏡と組み合わせることで、部屋をより広く見せる方法があります。その方法を見てみましょう。

照明を使う

お手持ちの照明を使って、簡単に部屋を広く見せることができます!スタンドを壁や部屋の隅に置いてみてください。その際、1つは床の隅に置いて、もう1つは棚の上に壁寄せの状態で置くなど高さも工夫すると空間にも変化が生まれます。 また、照明の色を変えることでも、広さの感じ方に違いが出るだけでなく、いつもとは異なった部屋の雰囲気を楽しむことができます。

床面を多くする

さらに、床面積を広くした家具の配置にすることも1つの方法として挙げられます。家具類はなるべく壁際に寄せるといいですよ。リビングでは前面にじゅうたんなどを敷き詰めてしまわずに、小さめのラグマットなどを使って床面を多く見せるようにしましょう。そうすることで、ゆったりとした空間になります。