節分とは、季節を分けると書きますが、そのとおりの意味になります。本来節分とは4回季節の始まりとなる、立春・立夏・立秋・立冬のすべてをいいますが、立春の前の日に当たる2月3日のことを節分と呼んでいることが多いです。
節分にまかれる豆は、炒った大豆になります。実際に豆をまくのは、その年の年男またはその家の主が豆まきをします。このまいた大豆は自分の数え年(実年齢+1)の数を食べると良いといわれています。さらに1個豆を多く食べると、丈夫な体になり風邪をひかないとも言われています。
節分にまく豆は炒った大豆を使いますが、何故炒った大豆を使うのでしょうか?まず、豆をまくということは豆の持つ力で邪気を払い幸福を呼ぶと考えられています。
節分に豆をまく理由はもうひとつあり、豆=魔目といわれていて魔よけの言いと信じられています!また炒って使うのは火を入れると大豆がもっと硬くなり、鬼にぶつけて退治するのに都合が良いとも言われているのです。
昔あるところに、とても悪い鬼がいました。その鬼は毎年同じ日に村に来ては、順番に若い娘をさらっていくのです。ところがどうしても娘を渡したくないと考えたある家では、どうしたらよいものかと考えただしたのが、炒った大豆を鬼に渡すことでした。
1、まず、はじめにフライパンを熱します!大豆を入れてから弱火にして、焦げないようにフライパンを絶えず揺らして炒ります!
2、ある程度の焦げ目がつくまで弱火でゆっくりと炒っていきます。
☆大豆を炒るのはとても根気がいる作業です!弱火でゆっくりと真っ黒焦げにしないように注意してくださいね!
最近は節分で豆まき意外にも「恵方巻き」などがよく見かけますが、筆者の住む地方ではそのような風習はもともと無かったものです!全国的にコンビニが増えてから、色々な地方の風習も体験することが出来るようになってきています。