塗り絵とは?
私が子供の頃、いったい何冊の塗り絵を持っていたのでしょう。動物やアンパンマンなどアニメのキャラクターの塗り絵を夢中で塗っていました。一度塗り始めると止まらないんですよね。今や、「大人の塗り絵」が登場し、塗り絵は子供だけの遊びではなくなっています。また、脳に良い影響を与えるとも言われています。塗り絵には、どんな効果があるのでしょう?
画家の気分になれる!?
塗り絵とは、「おもちゃ」の一種です。個人的には男の子よりも女の子のほうが好んで遊ぶイメージがありますね。輪郭だけが描かれた絵や図形の中に色を塗り分けて楽しみます。いろんな種類の塗り絵が市販されていますが、わざわざ買わなくても自分で好きな絵や図柄の輪郭だけ描いて、塗り絵として遊ぶこともできます。市販の塗り絵は、私のように絵が不得意な人でも、色を塗っていくだけで、自分で絵を描いたような感覚になれるのが嬉しいですね。
塗り絵の種類
子供向け |
ポケモンやアンパンマン、ディズニーなどのキャラクターが描かれているものが多くあります。男の子にはポケモンやアンパンマン、女の子にはディズニー・プリンセスや少女マンガのキャラクターが人気のようです。 |
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融合型 |
「お絵かきロジック」という縦と横の数字のヒントを解きながら、色をぬって絵を完成させる塗り絵とパズルゲームの要素を組み合わせたものもあります。 |
ダウンロード型 |
最近はインターネット上で塗り絵を無料でダウンロードできるサイトも増えています。お絵かきソフトなどを使ってダウンロードした塗り絵に色付けしていくものです。 |
塗り絵を上手に塗るコツ
丁寧に塗ろうとしても最後のほうになってくると、ついザツになってしまったり、場所によって濃さが違ったり…。なかなかキレイに塗るのは難しいものです。どうやら上手に塗るコツは画材によって、塗り方を変えることにあるようです。
クーピーペンシル
垂直に立てたり、寝かせたりして角度を変えることで、細い線や太い線が自由に描けますし、消しゴムでハイライトを白く抜いたり、はみ出したところを修正できます。軽く握り、優しく少しずつ色を重ねていくといいですよ。
色鉛筆
強い線から繊細な線まで幅広く描けます。発色もよく、鮮やかですよ。
クーピーペンシルと同様に優しいタッチで薄く塗っていきましょう。
水彩絵の具
水彩絵の具の特徴は、その透明感。
重ね塗りすることで色に奥行きを持たせることができます。
直接、キャンバス上で三次色を作ることをおすすめします。
大人の塗り絵
今、塗り絵コーナーの一番目立つ場所に置かれているのが「大人の塗り絵」です!
名画と呼ばれるものや植物、風景画などを塗っていきます。スケッチやデッサンは無理…と、絵を描くことを諦めていた人でも塗り絵なら大丈夫。自分で色を選び、配色を決めていくので、塗り絵は自分が描いた絵ということになるわけです。
大人になると、いつもはあまり使う機会がない色鉛筆などの画材を使うことは、脳に様々な効果があることが分かってきました。「大人の塗り絵」は、介護施設などでもリハビリの一環として取り入れられています。
塗り絵の効果
塗り絵に関しては賛否両論、いろんな意見がありますが、子供にとっては色彩感覚を高める効果や、集中力も身につけることができます。どうしたら上手に塗れるのか、自分で考え、工夫する力も養われます。また、塗り絵が完成した時の達成感も魅力の一つですよね。
一方で、大人向けの塗り絵はストレス発散やリラックス、集中力を高めるなどの効果があるとされています。これまでの研究の結果、塗り絵が脳の重要な器官である前頭葉という部分を活性化することが判明しました。
塗り絵は、脳全体をバランスよく使うので、脳がよく働き、夢中になることでストレス発散にもつながるんですって。毎日、仕事に追われているお父さん、家事や育児でストレスが溜まっているお母さん。塗り絵で気分転換してみましょう!