雪合戦
冬の遊びといえば雪合戦!雪さえ降れば、何の遊び道具も使わずにできる手軽さがいいですよね。単なる子供の遊びだと思っていた雪合戦も、ちょっと変わってきています。全国雪合戦連盟にはいくつもの団体が加盟し、各地で大会が開かれて熱い勝負が繰り広げられているんですよ。いわゆるスポーツ雪合戦です。自然と直接触れ合える雪合戦の楽しさを、ぜひ知ってほしいですね。
雪合戦とは?
▲雪合戦を描いたフレスコ画
説明するまでもないと思いますが、雪合戦は雪玉を投げ合う遊び(ゲーム)です。昔から主に雪国に住む子供たちの間で人気の遊びとして定着しています。
既製の「おもちゃ」で遊ぶなど冬は特に家にこもりがちになる雪深い地域の子供たちにとって雪合戦は、とてもいいストレス発散になるのではないでしょうか?
この雪合戦、1987年に新しくアレンジされて、れっきとしたスポーツとして生まれ変わりました。以来、子供とともに大人も楽しめるようになったのです。
雪合戦の遊び方
1988年に公式ルールが定められたことで、日本の各地で雪合戦大会が行なわれるようになりました。スポーツに国境はない!ということで雪合戦は海外でも親しまれているんですよ。フィンランドでは欧州選手権も行なわれています。今回はスポーツ雪合戦の遊び方を紹介しましょう(愛好家の人たちには「遊び」なんて入ったら叱られそうですが…)
雪合戦のルール
※1セット3分間の3セットマッチで、2セット先取したチームが勝ちです。
チーム編成 | 1チームは7名でフォワード4名、バックス3名で構成されます。 |
---|---|
コート | 横36m、縦10mのコートを使います。コート内にはシェルター5基、シャトー2基の壁があって両方にチームフラッグ(旗)を立てます |
雪玉 | 雪玉の大きさは直径6.5~7cmで、1セットに使える雪玉は90個です |
勝敗 | 相手チームフラッグを抜き取るか、雪玉を相手に命中させて相手チームのプレイヤーをどれだけ沢山退場させたかによって勝敗が決まります。 |
雪合戦に必要な用具
雪合戦に参加するために必要な用具はゼッケン、ヘルメット、靴(スキー靴とスパイク靴以外のもの)です。雪合戦は思った以上に激しいスポーツです。ヘルメットと靴は日本雪合戦連盟公認のものを使うことをおすすめします。
雪合戦の大会
毎年、冬になると雪合戦大会が実施されています。自由参加の一般的な大会をはじめ、小学生の大会や中学生の大会、女性限定の大会など色んなタイプの大会があります。
さっきも書いたように雪合戦は激しいバトルが展開されます。危険が伴う場合もあるので、5、6年前までは中学生以下の参加は許されていませんでした。
北海道壮瞥町(そうとくちょう)で地域活性化のために始まった雪合戦大会が徐々に人々の間に浸透し、自然に親しみながら、みんなの親睦を深めることができる良い場になっています。
日本雪合戦連盟があるのは何も北国だけではないんですよ。少しずつですがスポーツとしての雪合戦が普及し始めてから色々と工夫がなされています。
お手玉を使ったり、運動会の玉入れの玉を使ったり。また、アシックスからは雪合戦専用の玉も売られています。このため連盟も広範囲に広がっています。どの地域でも幅広い年齢層の人が夢中になれるのが雪合戦の良さですね!
ゲームでも雪合戦!
家の中でも雪合戦の気分を味わいたい!という人におすすめなのが無料でできるオンラインゲームです。インターネットで検索してみると、雪合戦の無料ゲームがたくさんありますよ。
ほとんどのゲームがマウスだけで操作できるので、誰でも簡単に遊ぶことができます。相手に雪玉をどんどんぶつけて、ハイスコアを目指して下さいね。