昔のおもちゃアルバム
シャボン玉の画像

シャボン玉

シャボン玉

晴れた空に舞い上がっていくシャボン玉。いつ見てもワクワクするのは、なぜでしょう?子供の時は雨さえ降っていなければ、よくベランダに出てシャボン玉遊びをしていました。つっついて、わざと壊したり(笑)当時は石鹸(せっけん)を使った定番の液の作り方しかしていませんでしたが、今は手作りのシャボン玉以外にも「割れないシャボン玉」や「巨大シャボン玉」を作れる「おもちゃ」もあるんですね。作り方も様々です。

シャボン玉とは?

シャボン玉は子供向けの遊びの一つです。石鹸水で作るのが一番簡単な作り方ですね。ここでシャボン玉誕生の歴史を見てみましょう。シャボン玉はポルトガル語の「シャボー」に由来します。ずばり!石鹸を意味しているんですよ。シャボン玉がポルトガル船で持ち込まれて、日本に伝わったのは1543年のことです。その当時、シャボン玉は一般庶民には手の届かない貴重品でした。それから100年以上も後、1672年に長崎の商人がオランダから石鹸を持ち込み、シャボン玉は次第に人々の身近な遊びとなっていきました。数年後にはシャボン玉屋さんも登場し、ワラの芯を使ったシャボン玉遊びが人気だったそうですよ。

シャボン玉の作り方

さて、シャボン玉の作り方を紹介しましょう。市販のシャボン玉液でも十分楽しめますが、自分で手作りしてみるのも面白いですよ。どんなシャボン玉を作りたいか?によって材料も作り方も少しずつ違います。

シャボン玉液の基本的な作り方

昔からよく作っていたシャボン玉液の作り方は、ごく簡単。材料はぬるま湯、洗濯のり、石鹸または台所用洗剤です。これらを5:4:1の割合で混ぜ合わせれば完成です。洗濯のりは成分表記の部分にPVAあるいは、ポリビニルアルコールと書かれているものを、水は出来れば一度沸騰させたものを使うことをおすすめします。また、洗剤(石鹸)は界面活性剤35%以上入っているものを使うといいですよ。

割れないシャボン玉液の作り方

童謡にもあるようにシャボン玉は、すぐに壊れて消えてしまいます。なので、沢山作ろうとして、それがシャボン玉遊びの楽しい点でもあるのですが、昔は「ずっと消えないでほしい」と思ったものです。そこで割れないシャボン玉液の作り方です!材料はぬるま湯、石鹸または台所用洗剤、グリセリンを1:1:3の割合で混ぜましょう。グリセリンは薬局などで売っています。

巨大シャボン玉液の作り方

いつも小さいシャボン玉ばかりで、人が入れるくらいの大きなシャボン玉を作りたいと思ったことはありませんか?
実は、そんな巨大なシャボン玉も作ることができるんですよ。
巨大シャボン玉液の作り方ですが、普段作るシャボン玉液の材料に加え、いくつかの材料が必要です。


シャボン玉の基本的な材料のぬるま湯洗濯のり
台所用洗剤(石鹸)上記の比率(5:4:1)でよくかき混ぜて、そこにガムシロップ粉ゼラチン(熱湯で溶かしたもの)、ラム酒炭酸飲料水を少量ずつ混ぜます。


ガムシロップや炭酸飲料にはのびを良くしたり、弾力をつける、ラム酒には七色をきれいに出す、粉ゼラチンには割れにくくする作用があります。

シャボン玉の遊び方

シャボン玉をする時にはルールとか特に決まった遊び方があるわけではありません。自由に遊んで構いません。なので、特に小さな子供にとっては、次はどうやって遊ぼう?という創造力が付く遊びと言ってもいいでしょう。お馴染みの遊び方はシャボン玉をいっぱい飛ばすことですよね。これは大勢でやると楽しい遊び方です。公園や広場など、屋外の広い場所で遊びましょう。ほかにも、さっき説明した色んな種類のシャボン玉を作る遊び方もあります。割れないシャボン玉であれば、風船のように手のひらでポンポン弾ませてたり、巨大シャボン玉であれば、ちゃんとした形になって飛んでいくように作ること自体に、かなり熱中してしまうでしょう。アイディア次第で、どんな遊び方も可能です。シャボン玉で遊ぶ際のアドバイスとしては、子供はシャボン玉液を誤って飲み込んでしまう危険性があるので、小さな子供には大人がちゃんとついていてあげましょう。

シャボン玉を作る道具

シャボン玉を飛ばすための道具には、次のようなものがあります。

ストロー

一番一般的な道具。口にくわえて吹きます。シャボン玉用に作られた市販のものもあります。

プラスチック製の市販の枠のほか、針金のハンガーで作ることもできます。毛糸などを巻くと液が多く染み込みます。

専用装置や「おもちゃ」

パーティー会場などで演出のために使われるシャボン玉を大量に作る装置というのもあります。


さらに、おもちゃ屋さんではシャボン玉を作る機械と水鉄砲が一緒になった「おもちゃ」も売られています。


子供たちには大変人気のようですね。



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